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なにもかもが、今更…。:だから、期待してはいけない人たちのこと。


今更ながらではあるもの、
水道や電気、ガスなどの公共料金にも、
消費税がかかっており、その税率は、10%となる。
本来、“贅沢なもの”を対象とされた消費税が、
生存レベルで必要とされるものにまで、かけられているのは、
“お前らが生きているなど贅沢だ!“と、政府が宣言しているようなもの。
…という投稿が、ツイッター(現、えっくす)上にあった。
この投稿から、社会を維持するための税制が、
憲法が保障している“生存権”まで蝕(むしば)んでいるのだと、
やっと気づかされており。
報道番組やニュース解説番組、ワイドショーなどを見ていながらも、
自分が、ロクに世の中のことを知らない…のだと、
“思い知る”ものにもなった。



さて…。
以前にも記したものとなるけど。
「如何なるものも、“死”と”税金“からは逃れない」といったのは、
避雷針を発明したフランクリンの言葉だったかな?
少子高齢化が進み、このまま社会保障を維持していくのは難しいことから、
2019年10月に消費税率が10%に上げられた。
高齢化社会に備えて福祉の財源を積み立てようということで、
消費税が導入されたけど。
それが、いつの間にか大企業の消費税や還付金に使われることになって
400兆円以上が消えてしまっている。
この消費税は、税収が景気に左右されず、安定しており。
すべての人が同じ税率を負担している。
ただし、平等であるか?…と言えば、そうではない。
消費税は、生活が苦しいときでも、お金持ちと同じ税率であり。
価格を通して、強制的に負担させられるものであり。
きわめて不公平なものとなる。
利益へとかかるのが、法人税。
利益+人件費にかかるのが、消費税。
価格転嫁できない事業者によっては、
人件費を控除できない劣化法人税でしかない。

累進課税
高所得者から、たくさん取るんですね。
逆進課税
累進課税の反対だから、貧乏人から、たくさん取るんですね。
消費税って、逆進課税って知っていますか?
これは常識だから、自民党も公明党、維新も、
立憲や国民民主も認めています…でも取るそうです。

そもそも税金は、政府の持ち物などではなく「富の再分配」。
「政府が、お金を集めて、本当に困っている人々に配ります」という、
「取って配る」は、大きなムダがあり。
プラスマイナスゼロではなく。
取るとき、配るときに無駄な経費が発生しており。
そもそも取らなければ、何倍もの負担軽減となる。
税は、景気の調整弁であり。
「税金の目的は、国の目的で国民を働かせることで、
副次的な作用として、通貨が民間市場で使われているということ」
税金がないと、業政サービスができない…は誤り。
政府が業政サービスのために、政府支出を行わないと、
業政サービスができないが、正しい。
財務省は、前者のように、国民を誤解させて、増税への抵抗感を奪い。
増税してきた。



ステルス増税とも言われる。
防衛増税、
たばこ税(正直、タバコを吸わない身として、どうでもいいけど。)
法人税、
復興特別所得税の段階的な増税、
森林環境勢の新設、
介護保険料の見直し、
国民年金、納付期限延長検討
さらにインボイス制度の導入。



国民から集めた「税金」を、
自分たちに都合よく配るだけのものを「政策」とは呼ばない。
それは収奪でしかない。
「政府事業」というのは「国民から、しぼりとった税金」でしかなく。
その元締めが、政府になる。
その政府…、つまり自民党が、電通やパソナ、吉本と癒着している。
カルトと手を組むな、裏金をつくるな、
納税しろ、中抜きをさせるな、差別をするな、
歴史を改ざんするな、憲法を守れなどは、
本来、民主主義のスタートライン。



追記:
2024年9月17日のネットニュースにおいて、
「東京23区家庭ゴミ、有料化検討」とあった。
このニュースへのコメントとして、
「今まで有料じゃなかったの?」とあったけど。
それに対するコメントも、早かった。
「ゴミ回収のような社会インフラは、もともと住民税で動かすものであり」
「それが有料化となれば、実質増税されているだけ」
「家庭ゴミを有料化するなら、その分、住民税を減らせ!」
「何に、税金を使っているんだよ!」



蛇足:
ネット上より…。
漫画家、藤子・F・不二雄先生の、
代表作「ドラえもん」のエピソードにおいて…。
のび太くんが、日本人全員にハガキを出して、
一円ずつ、めぐんでもらえば、1億円もらえると計算したところ、
ドラえもんに、ハガキ代が、
20億円(当時)かかると止められるエピソードがある。
インボイス制度やアベノミクスは、これに似ている。
「インボイス制度によって脱税を防げる」という方もいるけど。
インボイスは、それほど有能なシステムでもない。
本当に脱税を防げたのであれば、自民党の“裏金”脱税議員たちは、
インボイスの導入直後で、次々と逮捕されていたハズであり。
インボイスで脱税を防ぐなど、諸外国の事例を見ても、
ファンタジーでしかない。
はっきり言って、インボイス制度には、デメリットしかなく。
全員、不幸せになる制度としか思えない。
ちなみに政治家は、相続税はかからないと言われている。
それどころか、ほとんどの税金がかからない。
だから、二世議員が生まれていく。



2024年9月15日
「解雇しやすい社会に!」「年金受給開始年齢は、80才から…」などと、
広言(公言とも言えるかな?)している人物が、自民党の総裁選に出ている。
ジジイやババアになるまで働いて、とっとと、死ね!!
…と言っているのだが、かなり人気があるらしい。
もちろん、今更ながらではあるけど…。
こんな人物に投票するなど、愚劣の極み。
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盛大でも、薄っぺらく。:総裁選の結果が報じられたとして…?


統一教会と自民党は、
ミックジュースのように混ざりあっている。
…という投稿が、ツイッター(現、えっくす)上にあった。
そして…。



2024年9月21日
安倍晋三、元首相が、統一教会幹部と、
自民党本部の総裁室で面会していたことを、ある新聞が報じた。
この報道では、面会当時の写真まであったものの、
岸田文雄首相(67才)は、関係調査に否定的な考えであるとのものだった。
これまでにも、本人が亡くなっており、
「分からない」「調査しない」…としており。
「自民党は、統一教会との関係を切った」などとも言っていたが…。
これらの岸田文雄首相の言葉は、すべてウソであるのが、
ハッキリ分かってしまったものとなる。
これらの報道に対し…、
「解散要求の出ている統一教会のことで、
いまだに騒いでいるのは、頭の悪いヤツらだけだ!!」
「応接室で、首相とあって、何が悪いんだ!」
「あんなショボい宗教は、もう政治には、なんの影響もない」
…などの投稿が、ネット上にあったけど。
その投稿に対するものとして、
「解散請求されているけど、解散には、まだ至ってなく、
統一教会は、そのまま活動している」
「政策協定まで結んでいた議員までいながら、
何故、影響もないと断定できるのでしょうか」とあった。



政権のトップにある、与党に対して、
その社会的な影響力を無視できるものなど、かなり限られる。
そんな組織が、カルト団体の“後ろ盾”となれば、
その不正行為と問題性を追及するのは、きわめて難しくなる。
しかも、組織規模が大きければ、
それだけ多くの人員や手段を使えるものともなり。
資本力や規模で劣る被害者側は、法廷闘争などにおいて、
長期戦に持ち込まれるだけでも、疲弊していく。
社会の不正や問題を追及するテレビ番組や週刊誌のような、
マスコミも提供できる話題を出し尽くせば、
次の話題となり、やがて風化していく。
一般の人たちには、正当な手続きである、審査や審議なども、
話題性や刺激も乏しい退屈なものであり。
日々の仕事や生活に追われて忘れられていく。
ただの“時間稼ぎ”でしかない法定戦略も、
組織的となれば、かなり有効なものとなる。
本来、こんな話は、下劣で許されないものだけど。
何故か?
多くの人たちが、見過ごしてきたものになる。



蛇足:
以前にも記しているけど。
60年代以降にも起こっている中東の紛争事情を見れば、
宗教が世界を救えると思われた時代は、とっくの昔に終わっている、
…と言った人もいるけど。
チャールズ・マンソンなどの前例を出すまでもなく、
カルトの教義に人を救うものなどはなく。
宗教とカルトは、似て非なるもの。
カルト団体(宗教カルトや政治カルト)に所属していた人間(信者)は、
そのカルトから抜け出せても、自身の居場所もなく。
結果として、元のカルトに戻ることもあれば、
別のカルト団体へと取り込まれることも少なくないとも聞く。
だから…、
「彼ら、“信者”も、犠牲者と言え、彼らにも、救済は必要なのです」
…という考え方は理解できる。
しかし、カルト団体に所属している信者たちは、
次の被害者(信者)を生む、“呼び水”でもあり。
毎回、世間が騒がされるのはタマらない。
しかも、この国の政権まで蝕まれているのであれば、
さっさと“叩き潰し”して欲しくなる。
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悪しきものも、見過ごされたからこそ…。


前々回前回の記事を要約してしまえば、
親会社から中途入社してきた人物(先輩社員だったけど)が、
過去、性犯罪(チカン)行為のある人物であり。
その性癖から、他人のロッカーなどを漁っていたところ、
ある日、大騒ぎとはなったもの。
その事実と、過去の不始末が気付かれることもなく。
そのまま過ごしていたもの。
数年後、ついにチカン行為で捕まってしまったというもの。
社会的な制裁を受けるべき性犯罪者に対し、
その後も、顔のきく子会社へと、
中途入社できるよう便宜を図った親会社の人事には、
どのような意図があったのかは分からない。
しかし、その事実を知るべき人間もいない状況であれば、
被害が、さらに拡大していくことなど、すぐに思いつく。
チカン行為(性犯罪)は、
被害者となる女性だけがダメージを負うものではなく。
(もちろん被害者と比較できるものではないが…。)
職場の同僚が、性犯罪(犯罪者)として捕まることは、
周囲の人間にとっても、軽いものではなかった。


性犯罪の被害は、女性だけでなく、
子供(男女問わず)にまで及ぶと聞く。
しかも、案外、軽い処罰で済んでしまう。
通勤、通学の電車内だけでなく。
国防に関わる自衛隊内でも、
女性自衛官への性加害があったことが報じられたのも、
つい最近のこと。
政府が、“国を守る”という建前で、
外国から、高価な兵器を購入するつもりであっても、
その“守るべき国家”に“尊厳”や
“規範”が見失われていては、説得力もなく。
その被害を訴えた女性自衛官の名前と顔は、大きく報じられたものの、
加害行為を行なった男性自衛官たちの名前と顔は、
ほとんど報じられなかったことにも許せないものがある。



蛇足:
個人的な見解であり、以前にも記した言葉となるけど。
もし社会が、理想的なまでに正しく機能しているのであれば、
インターネット上における、匿名の投稿者の存在など不要であり。
まさに排除すべき、“悪”だと思う。
但(ただ)し、あらゆる不正を、
すべて正していける社会など考えるだけでも、息苦しく。
しかも、匿名で情報を発信できるインターネットは、
不正や腐敗の事実を、第三者に伝えられる数少ない手段。
だからこそ…、
「インターネットを通じて、不都合な情報(都合の悪い情報)が、
伝わらないようにしたい」と考えている人間は多く。
その手段も生まれつつある。
2年前の安倍元首相殺害事件以降、
カルトと政治、そして、政治と裏金など。
政府を動かしてきた政党(与党である自民党)の腐敗と裏切りという、
見過ごせない社会悪へと意識が向くあまり、
語れなかったことは、かなり多く。
キチンと、決着(ケリ)をつけていかなければならない。
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寒空小人の回想、隠蔽、親会社、性犯罪者、

さて…、
次の出勤日、親会社の所長からも、
「この間、すごい音だったよ」との言葉がかけられるものとなった。
ちょっとした大事件(珍事件)となっていたらしい。
あらためて謝罪するものとしたが、
それで納得されるものでもなく。
本社の営業担当が、ちょうど昼過ぎに来ることから、
その説明をするものとなり。
お昼過ぎ、事業所の奥での話し合いとなった。
この本社の営業担当は、何度か、研修などでも、
顔を合わせていた人物で、まだ30代(当時)の係長クラスだった。
さらに、現場を知るものとして、
所長と直属の上司も、同席するものとなった。



「まず、何故、こんなことになったのか?」
それは、以前から、自分のロッカーを漁られれている気配があり。
これを放置したままでは、業務に影響します。
その対応として、ロッカー内に、アラームを仕掛けました。
「このロッカーの扉は、鍵をかけられるハズだけど、
何故、そうしなかったのか?」
仕事上、親会社(J◯東日本)から、
鍵やセキュリティカードを預かることも多く。
それらの貸与品を制服のポケットなどに入れたまま、
交代のとき、気付けないで着替えてしまうことは、
私(NA)を含めて、何度もあり。
交代後、鍵やセキュリティカードが見つからず、慌てることもありました。
その対応において、手詰まりとなりかねない弊害を考え、
ロッカーを施錠(せじょう)するのは望ましくなかったからです。
「…では、何故、君のロッカーは開けられたのだ?」
“何故なのか?”は、私も知りたいところです。
当日は、休日であり。
例え、貸与されていたものが、見つからなくても、
本人の承諾もなく、ロッカーを開けられるのは、面白くありません。
…そう、当日、この職場にいなかったのだから、
“なにが”起きたのかは説明できたとしても、
“何故?”なのかは説明できるハズもない。
本社の営業担当は、これまでの話に困惑しているようでもあった。
当初は、現場の社員のしでかした悪フザケを、ガツンと注意して、
反省文でも書かせたら、帰るつもりだったのかも知れない。
それが、他人のロッカーを、物欲しげに漁っている人物がおり、
その用心のため、アラームをしかけていたなどと聞くのは、
彼の許容範囲(キャパシティ)を超えていたのだろう。
それ以上、言葉が出てこないようだった。
「それで、ロッカーを開けたのは、誰になるのかな?」
営業担当にかわって、所長から質問が出るものとなった。
所長は、親会社の所属になり、
職位で言えば、本社の営業担当より、上となり。
契約上は、顧客でもあった。
「“デキるお客様“です」
所長の質問に、現場の上司が答えていた。
「何故、自分のロッカーでもない。ロッカーを開けたのかね?」
「“間違えた”と言ってましたが、今、本人もいますから確認しますか?」
「そうだね。呼んできてもらえるかな」
この所長の言葉で、(NAが)立ち上がりかけたところ、
現場の上司が「(俺が)行くから、いいよ」となった。
しばらくして、こちらに、“デキるお客様”がやって来た。
「あ、俺に用ですか?」
よく考えてみると、この件において、
彼からの言葉は、このときまでなかった気がする。
「いや、例の件のことを確認しているところでね。」
所長を除けば、この“デキるお客様”への言葉使いは、
普通の、上司と部下のものとも違っていた。
当時は、理解できなかったが、
この“違い”こそが、親会社と子会社であり。
給与や待遇面でも、大きな差があった。
だから、彼の高い実務能力を評価されてのものでもなかった。
「あのとき休憩時間になったので、
自分のロッカーから、私物を出そうとしたところ、
間違えて、開けていました」
「そうか、本当に間違えだったのなら、仕方がないな」
所長は、それだけ確認すると、業務に戻るようにと言った。
それで終わりとなった。
それに(NAも)疑問を感じなかった。
「しかし、君が、人を疑うから…、」
「誰かしら、“悪さ”でもするんじゃないかな」
本社の営業担当が、不満気味な声で言った。
この言葉に、ちょっと言葉に詰まった。
「ドロボウの被害にあうのは、
ドロボウを警戒するからだ!」と言うものであり。
職場の上役が、言いがかりじみたことを言い出すなど、想像外だった。
今なら…、
「バカバカしい。トンチキなこと言わないでください!」
…とでも言えるけど。
当時は、まだ本社の上役に対し、
思ったままの言葉を、ぶつけるなどできなかった。
通常、職場の社則や規定に…、
「上司(要職者や役職者)にへつらえ」とは記されてはいないが、
その職場の責任者として、立場は認められたものとなる。
本社の営業担当である上役への配慮もあり、
そこで“落としどころ”とするしかなく。
釈然としないものを感じながらも、
この件は、一旦、終了するものとなった。
それから1〜2ヶ月後、鍵やセキュリティカードを持ち出すときには、
チェックシートに記帳するものとなった。
チェックシートは、A4用紙の横書きの書式で、
まとめて数枚、クリップボードで留められるものとなり。
その項目は、日付、貸出時刻、利用者の名前、
鍵、もしくは、セキュリティカードのナンバー、
最後に、返却時刻(返却確認)となる。
このチェックシートに記帳漏れがあれば、紛失や未返却であり。
利用者ではない、別の同僚が、返却時にダブルチェックすることも、
徹底されるものともなった。



それにしても…。
あまり広くもないロッカー室とは言え、
このロッカーは、ロッカー室の奥にあった。
その扉を開けた、“デキるお客様”のロッカーは、
ロッカー室から入って、すぐ手前に位置している。
なにかが、ヘンだった。
その数ヶ月後、(NAは)別の現場へと社内移動するものなり。
仕事上、この事業所とかかわることもなくなった。
そして、5年後、新しい仕事での、必要な備品があったことから、
この現場へと、ちょっと顔を出してみることにした。
「ちょっと色々とありまして、ね。ここで機材を貸していただけませんか?」
「ああ、いいよ。」
正直、面白くもないことの方が多かった職場ではあったもの、
お世話になった人たちと、久しぶりに顔をあわせるのは、うれしくもあった。
直属の上司だった人物だけでなく、顔馴染みのベテラン同僚、
そして、親会社の所長もいた。
「そう言えば、“デキるお客様”は見ませんけど?」
「本日、お休みですか?」
この言動に、妙な反応があった。
シフトボードを見ると、彼の名前もなかった。
「もしかしたら、部署異動されたのですか?」
「まあ、あの人、ね…」
なにか言い淀んでいるような感じがあった。
「ちょっと(社内でも)話題になったとも思うんだけど、ね」
それを知らない…ということは、あまりいい話ではなさそうだった。
「なんか、あの人ね。チカンで捕まっているんだ。」
かなり予想外のものであり。
どう返事をしたらよいのか?
それ以上、言葉が出てこなかった。
「あの人は、以前にもチカンで捕まったこともあって、
それで親会社(J◯東日本)から、ウチ(子会社)に来たんだけど、ね」
えっ、つまり常習性があったかも知れないということ!?
「そんな事情を知らされることもなかったから、みんな驚いたよ」
グループ系企業の多くでは、
子会社は、親会社の調整弁のようなところがあり、
ある程度の割り切りが必要ともなるけど。
ほとんど転属とかわらないような扱いで、
性犯罪者を、子会社にあずけたのであれば、タチが悪かった。
組織的な隠蔽体質があり。
身内の不始末をつけようという意識もない会社だとしても、
自分たちの顔にドロを塗った“裏切り者”とは思わなかったのだろうか?



チカン行為を、常習的に繰り返す人間には、
それが性衝動や支配欲への成功体験となっている場合があり。
精神科や心療内科には、治療やカウンセリングまであると聞く。
そして、チカン行為を含めた性加害行為(性犯罪)は、
異性(人によっては同姓)への好意や、
性的関心によるものと思いちがいをするものまでいるけど。
それは、ちょっと違う。
性欲や好意などでなく、暴力性や支配欲によるところが大きい。
例えば、プライバシーゾーンであるトイレや更衣室への、
のぞきや盗撮行為といったものにも、
“相手のスペースに押し入りたい”、
“尊厳を踏みつけにしたい”という支配欲が感じ取れる。
この人物の場合、異性のパートナーと家庭がありながら、
被害者である女性に恋愛のような感情を向けていたハズもない。
そもそも、通勤、そして、通学時、都心の鉄道路線では、
これらチカン被害は、少なくもなく。
鉃道会社の社員が、チカン行為で捕まるなど、
許しがたいものがあった。



今、思えば、アラームの仕掛けられたロッカーが、
この人物によって開けられたのは、“間違い”などではなく。
彼は、他人のプライベートスペースに押し入りたいという欲求や、
支配欲を自制できない人間なのだろう。
職場内での実力と立場から、信頼と信用を得ていたことから、
見過ごされていたものであり。
もちろん他人事でなく、今も収まりのつかないものがある。



追記:(以前にも記したものとなりますが…。)
かつて「国の金を失う」という皮肉めいた名称の国営組織があり。
その戒めから、日本最大級でありながらも営利企業としては、
歴史も浅い鉃道会社は…、
「鉄:金(かね)偏に失う」でなく、
「鉃:金(かね)偏に矢(やじり)」として、鉃道と表記していると聞く。
十数年前、ある週刊誌が、この日本最大級の鉄道会社の社員によって、
チカン行為が行なわれたことを特集した。
しかし、駅構内の購買店が、その週刊誌を取り扱わなくなったことから、
雑誌社は、売り上げを落とすものとなり。
音をあげた雑誌社は、“ワビる”しかなかったという話を聞いたことがある。
テレビや新聞、雑誌なども、営利媒体である以上、
販売網を押さえている相手やスポンサーである大企業に対し、
「不都合な真実」を発信するのは、
不利益(ダメージ)にもなりかねないときがあり。
営利企業としての存続にも関わってくる。
メディアの公正性や職業倫理の点でも、かなり悩ましいけど。
テレビや新聞、雑誌などの報道機関が伝えることもない“もの”は、
ほとんどの人が知りようもなく。
こんな社会の実態は知られることもなく。
どこかでメディアコントロールされてきたところもある。



九黒鉄(“きゅうこくてつ”と読んではならない)系に限らず、
日本の鉄道会社の駅構内では“婦女子への、
いかがわしい行為(マネ)”を禁じるポスターを、よく見かける。
団塊世代やバブル時代において、
日本の都市近郊で生活を送られた方であれば、
毎日のように、ギュウギュウ詰めの満員電車で、
ガタン、ゴトン…と揺られながら、通勤、通学する光景は、
見慣れたものの1つ。
これは、ある路線区間と時間帯においては、昔話でもなく。
逃げ場のない都心の満員電車を、通勤、通学の移動手段としている、
婦女子を狙うなど、かなり悪質であり。
その犯罪性を訴えるものは必要ではあるけど。
こんなポスターの存在は恥ずべきことであり。
面白くもない気分にさせる。
今回の“お客様”たちは、ある意味、黒鉄が生み出した、
最大級の不良債権であったけど。
一般的に親会社は、子会社の保有株数を多く所有しており。
かなり大きな企業(大株主である親会社(J◯東日本))であれば、
こんな“お客様:問題ばかりの不良社員”の受け皿(厄介払い先…)にもなる。
それは、“親子の関係”で言えば、虐待にも等しい構図にも思えてくる。
ついでに言えば、
この日本最大級の鉃道会社には税金によって、
旧職員たちへの補償が賄われており。
こんな事実を知っているものとしては、とっとと打ち切って欲しくなる。
これらは、既存メディアが伝えてくれないことの一部でしかない。


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寒空小人の回想、悪弊、裏事情、警報、


もう10年以上前のこと。
その日、職場のロッカーを開けると、
なにか違和感があった。
他の同僚たちは、交代時間が過ぎたら、
さっさと制服を着替えて帰っており。
ロッカー室には、誰もいなかった。
そこで、ロッカーの扉を開けたままチェックしていく。
まずハンガーにかかった私服に異状はなく。
念のため、上着のポケットを確かめると、パスケースもあった。
ロッカーの下部に置いたバッグの位置に変化はなく、
ジッパーも閉まっている。
扉側についたミラーの横には、フックがあり、
そこにキーリングをかけ、予備の筆記用具を吊るしていたが、
それも、キチンとあった。
とくに問題はなかった。
以前にも、似たような“とき”があり。
そのときは、“気のせい”だろうと思っていたけど。
この瞬間、“何か”オカしいと感じるものがあり。
それが面白くもない気分にさせていた。



当時の職場では、親会社(J◯東日本)の施設管理を任されており。
親会社から鍵やセキュリティカードなども貸与されていた。
交代時、その鍵やセキュリティカードを、
制服のポケットやキーモールにつけたまま、着替えるものも多く。
昼夜の交代後、それで慌てることもあった。
そこで不用心ではあったが、万が一のときに備えて、
ロッカーには、鍵をかけないようにしていた。
(他の同僚たちも、同じようにしていた訳でもないけど、ね。)
ロッカーの扉を閉じ、しばらく考えていた。
…職場内には、この件とは、別のことで問題のある同僚もおり。
なんらかの対策をしておく必要もあった。
スティール製のロッカーは、標準的なものであり。
ハンガーを吊るすポール部と、位置を変更できるワイヤー製の棚があり。
扉側には、ミラーだけでなく、
下部に、傘が収納できるポケットとフックがあった。
ちょっと思いついたことがあった。
帰り道、¥100ショップで、
防犯アラーム(ピンを抜くと、鳴り出すもの)と、
S字状のポールフック(S字フック)を買っていた。
帰宅すると、防犯アラームの電池をセットし、ピンを抜いた。
部屋中に、アラーム音が響いていたが、
そのままセロテープで、ピンのまわりを、ふさいでから、ピンを差し直す。
これで、アラームの、ピンが抜け、差し直すとき、
テープによる負荷が、手間取らせる。
その後、ガラクタ箱から、キーリングを、2〜3個、出し、
バッグの中に入れていた。
翌日、ロッカー内のワイヤー製の棚を、低い位置に合わせ、
傘用のフック部に、S字フックをかませた。
防犯アラームの本体と、ピンには、それぞれヒモがついており。
そのヒモの長さを合わせると、キーリングをつけ、
S字フックへと、引っかける。
これで、扉の内側に、手を入れると、指先でキーリングを外せる。
ロッカーは、1日に、何度も、開閉するときもあり。
これなら、手早くアラームを準備できるものだった。
そのまま、様子を見ることとした…けど。
とくに何もないまま、1週間が過ぎていた。



“ちょっと神経質になっていたのかな?”
そんな気分にもなっていた。
そうでなくても、面倒ごとの多い職場でもあり。
余計なことに、いつまでも意識をさかれたくもなかった。
その日の引き継ぎを終えると、1週間ぶりの休日となった。
正直、かなり疲れていた。
録り溜まっていたテレビの録画番組でも見ていたハズだったが、
そのまま眠りこけていた。
翌日、ふっと目覚めると、携帯電話が鳴り続けていた。
画面をみると、職場からのものであり。
床に転がっている腕時計を見ると、もう昼過ぎのようだった。
ちょっと妙な時間帯でもあった。
携帯電話を通話状態にした。
「あ、もしもし、君のロッカーから、すごい音がしているのだけど!!」
電話は、係長クラスの、直属の上司からだった。
しかも、かなり不機嫌な声でもあった。
どうやら、“誰か”が、ロッカーを開けたようだった。
「ロッカーに、市販の防犯アラームをつけました。」
「アラーム音を止めるには、ピンを戻してください。」
…と、簡単に説明したところ。
通話状態のまま、すぐに、彼は指示を出していた。
しかし、その指示に対して、同僚たちの反応は、ニブく。
どうにも要領を得ていないようだった。
それに、ピン近くに貼ったセロテープは、ただの思いつきではあったけど、
予想以上のものとなっていたのだろう。
どう説明しても、ダメなのかも知れない。
「勝手が分からないのでしたら、
アラームのヒモをハサミで切ってください!」
「そのまま冷蔵庫の中にでも入れておけば、いずれ電池が切れます!」
しかし、彼には、この説明が面白くなかったらしく。
そのまま、電話越しで、色々と指示を出しているもの、
鳴り止むこともなかった。
一度、電話が切れた。
しばらく、着信を待ってみたが、かかってくることもない。
そこで、部屋に残っていたパンでもかじりながら、
コーヒーメーカーの電源を入れていた気がする。
30分後、着信があった。
すぐ通話状態にした。
どうやら、20分以上かけて、S字フックを外し、
アラームに、ピンを戻したらしい。
その間、ずっと、ロッカー室だけでなく、隣の事業所内にまで、
アラーム音が鳴り響いていたものらしい。
「色々、お騒がせ致しました。申し訳ありません」
まず謝罪だけはしておく必要はあった…けど。
「ところで、“誰”が、
“何故”、他人(ひと)のロッカーを、許可もなく開けたのですか?」
この言葉がもつ意味もあってなのだろうけど。
電話越しからの、口調も変化した。
「“(親会社の)デキるお客様“だよ。扉を間違えたらしい、ね。」
予想外の人物であった。



この“デキるお客様”とは、
親会社(◯R東日本)から中途入社してきた人物であった。
世間一般的に、子会社は親会社の調整弁であり。
数年前から、親会社である、J◯東◯本から、
中途入社や出向などの名目で、この職場にも人員が送られてきた。
(名目上は…)親会社からの推薦こそあるもの、
ほとんどの場合、厄介払いされただけでしかなく。
責任ある仕事を任せられないような人物ばかりだった。
その“見返り”として、この会社は各関連会社との大口契約を得ていた。
だから、この“お客様”たちには、勤労意欲(やる気)などはなく。
そこで、仕方なく、現場へと、たらい回しされる。
しかも、親会社と子会社の人員では、待遇に格差がありながらも、
自分たちと同レベルの仕事もできないことは少なくなかった。
給与を含め、就業条件の恵まれている、人員のワガママがまかり通り、
無言の圧力となっている状況は、職場を険悪なものとしていた。
これは“社内いじめ”が黙認されているどころではなく。
親会社からの明確な差別意識が存在していたとも言えるのだけど。
当時は、そこまで事情を知ることもなかった。



しかし、この“デキるお客様”は、全体的な業務を把握しており。
他の“お客様”とは、まったく異なるものがあった。
当時、彼は40代であり。
比較的、ハンサムで、人あたりの悪い人物でもなく。
この職場内では、もっとも信頼できる人物だった。
ウワサではあったもの、奥さんも、美人で、
高校生になる娘さんもいると聞いていた。
そんな人物が、ロッカーを漁っていた人物だとしたら、
かなり予想外の事態であり。
ちょっと頭が混乱するものとなった。
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