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第一回目の女子リランキング順位、どうなるか?

2019年06月28日 | 日本のゴルフツアー あれこれ
 
 昨年からスタートした女子ツアーのリランキング制度は2年目を迎えました。ほぼ毎週 試合が
あり戦っている選手は大変でしょうが、ゴルフファンにとってはスリリングで興味深いですネ。

リランキング制度はシーズン途中に、シード選手以外の選手(前年のシード権で次点の
5名、下部のステップアップ ツアーの1位、昨年QTの上位選手)を賞金ランキング
上位順に並び替え、リランキング順位に基づき、出場資格を付与するという制度です。

 

今年も2度行なわれますが、現在 開催されている「アース・モンダミンカップ」で第一回が終了。
第2回が「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月27日~29日)」で終了。ここでも上位に
いれば「スタンレーレディス(10月11日~13日)」からシーズン終了までの試合に出場できます。

リランキング制度の痛快なのは、昨年は このような例があるからですネ。昨年はQTランク
117位だった原英莉花プロが第1回リランキングで28位に入り、7月以降の出場権を得ると、

 

勢いそのままに賞金シード権を獲得。今年は「リゾートトラストレディス」で初優勝を遂げ、
現在 賞金ランク12位(約3,229万円)と大ブレイクしました。 今やたいへんなスターです。

また、QTランク104位だった香妻琴乃プロは第1回リランキングで55位に入り、出場権を
掴んだ「マンシングウェアレディース東海クラシック」でツアー初優勝を挙げています。

 

河本結プロは、昨年のステップアップ ツアー1位で今季出場していましたが、やはり初優勝を上げ、
現在の賞金ランク5位(約4,666万円)ですからねぇ~ また、昨年末のQTで40位に終わり、今季

前半戦の全試合出場権を確保できなかった渋野日向子プロも、5月に行なわれたメジャー大会
「ワールドレディス サロンパスカップ」でツアー初優勝。3年間のシードを手にしちゃいました。

 

早々に “リランキング卒業” を果たした選手が出て、数々の “下剋上” を生んでいる
リランキング制度。今年はどんなドラマが待ち受けているのか。観ている方は面白いですネ。

現在 行なわれている「アース・モンダミンカップ」で順位が決まり、中盤戦以降に継続的な
出場権獲得が見込まれます。昨年は320万円で40位の前田陽子プロがギリギリでしたので、
この数字がボーダーラインになりそうです。  現在の順位はこちらから

 
 <毎日 BS朝日で放映されます>

どうなるか分からないのは「アース・モンダミン」は、4日間大会で賞金総額が2億円(優勝
3,600万円)と高額な大会だけに、ここでの活躍次第では、下位からの滑り込みも十分あり得ます。

昨年の大会では8位タイの選手が5人出ましたが、それぞれ約377万円をゲット。これだけで
ボーダーラインに届いてしまいます。トップ10以内に入ることで、どの選手にもチャンスが
出てきます。 同大会をリランキング順位を見ながら観戦すると興味津々で力が入ります。  



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