酷暑で20人以上の死者が出て、日本大使館から注意喚起が流れたタイですが、まだまだ
猛暑は続きそうです。 くれぐれも水分補強を頻繁にして下さいな。 昨日からの続きです。
“デング熱で亡くなる” なんて あまりピンと来ないかも知れませんが、こうして知られている
芸能人の人が亡くなると、ましてや タイで生活していると 非常に身近に感じてしまいますよネ。
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デング熱はデングウイルスを保有する蚊に刺されることで感染し、3日~15日の潜伏期を経て、
38度~40度の発熱、頭痛、関節痛などが起きてしまいます。 こうして近代医学が発達していても
現在のところ予防接種や特効薬は無く、蚊に刺されないことが何よりの予防策なんですネ。
デング熱に罹ると体のだるさと熱っぽさが続くようになり、体温はずっと38度以上で 食事も普段の
半分ほどしか食べられない日が何日か続きます。 血圧と血液検査を調べればデング熱かどうか
分りますから、こんな症状があれば、蚊に刺されたか記憶があいまいであっても病院へ行きましょう。
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タイ保健省によれば、2015年にタイ国内で報告があったデング熱、重症型のデング出血熱とデング
ショック症候群の患者数は計14万2,925人で死者は141人でした。 全国ですから少ないようですが、
一昨年の患者数が4万278人、死者41人でしたから3倍以上増えているんですネ。 これは要注意です!
あと、タイで心配される病気って 何でしょうネ。 毒キノコによる食中毒というのもありました。
まぁ~ 外国人は余り 気にしないでいいのかも知れませんが、昨年、タイ国内で毒キノコによる
食中毒が、1,329件発生し10人が死亡しています。
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人口10万人当たりで発生率が高かったのが、北部ヤソートン県ですが、他の場所を見ても すべて
地方が多いようです。 日本では年間50件ほど発生し、この5年間で亡くなった人が一人いると、
聞きました。 タイでは 地方の方まで、注意喚起が行き届いていないからでしょうかネ ・・・
あと、死亡者は少ないのですが、怖いのが狂犬病ですネ。 タイ保健省によると、今年1月~3月に
タイ国内で確認された狂犬病患者は3人で全員が死亡しています。 患者が出たのは東部ラヨン県、
中部サムットプラカン県、南部ソンクラー県でした。 バンコク市内でも野良犬が多いので不安です。
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昨年、確認された狂犬病患者は5人で、やはり全員が死亡しています。 狂犬病は、狂犬病ウイルスによる
感染症で、感染した哺乳類にかまれたり、傷口、目や口の粘膜を舐められたりすることで感染します。
発病後の有効な治療法はなく、ほぼ100%死亡するといいますからねぇ~
野良犬と狂犬病については、来週にでも詳しく書きますネ。
日本から来られる方も 住んでいる方も、病気・事故にはくれぐれもご注意を ・・・
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報告があった=医療機関に罹った(?)方が14万人と言うことは、推測ですが、その10倍の140万人程度の方が感染してる可能性がありますね。(症状が軽い方は病院には行かないので)
タイの人口の2%に相当しますから、50人に1人になります。結構な数字です。
在留日本人が10万人とすると、最大2000人がデング熱に感染した可能性がありますね。
昨年、日本人の知人が3人感染し入院しました。
デングウィルスには4つの型があります。デングウィルスに感染した場合、感染した型のウィルスに対しては免疫が出来ますが、残りの3つの型に次回感染した場合、重症化する恐れがあるようです。
バンコクの駐在員の奥さまがデング熱になり、次回(違うウィルスに)感染したら重症化する可能性がありますよ、と医師に言われ、慌てて帰国したそうです。
感染場所ですが、ゴルフ場の藪がリスクが高いようです。長袖、長ズボンにするとか、蚊よけスプレー利用とか、対策が必須ですね。
>人口10万人当たりで発生率が高かったのが、北部ヤソートン県ですが・・・
北部と言うのは、チェンマイ、チェンライを指しますね。
イサーンはタイ「東北部」と言うのが通例でしょう。