タイの治安って、そんなに悪いの？

日本は今、夏休み真っ只中で海水浴に、旅行に、イベントに、と大忙しでしょう。

JTBがまとめた夏休みの旅行動向によりますと、7月15日～8月31日に海外旅行に出かける
日本人は、昨年に較べて2％増の252万人だそうです。そのうちタイへ来られる人は3％
増えて13万2千人で、都市別では、ホノルル、グァム、ソウル、バリ、バンコクとなるようです。

また今年は、8日から18日まで学生のスポーツ競技会である「ユニバーシアード」がバンコクで
初めての開催となりますので、20日前後まではバンコク市内には日本人の方が目立つでしょうネ。

ワタクシも、このようなチャンスは滅多に無いと思いますので、競技の一つや二つは観戦しよう
かと思っている次第です。

そんな中、日本外務省から「昨年の日本人援護案件で、14年連続で在タイ日本大使館の扱いが
（1658件）全在外公館中最多となった」ことが発表されました。二番目、三番目がフィリピン
（1017件）上海（940件）の順だそうです。

えっ！タイはそんなに治安が悪いの？・・　ワタクシにはちょっと信じられませんがね・・

一番多いのが「スリ、置き引き、引ったくり等」の357件だそうですが、今、日本人は年間
120万人以上が訪タイし、タイには5万～6万人の日本人が居るとも言われていますので、絶対数が
フィリピンと比較しても違うと思いますので、件数でこのように不名誉なトップにされてもねぇ～。

ワタクシが悔しがっても仕方が無いのですが、ここでお世話になっている身としましては、
これではタイのイメージがあまりにも良くありませんものネ。つい心配してしまいます。

微笑みの国であり、仏教国でもありますので、安全、安心な国という先入観は、誰でも持つでしょうが、
確かにタイ人の社会では、三面記事を賑わす殺人事件も多いのは事実でしょう。

タイ警察庁によりますと、06年の殺人認知件数は4624件で、年々減りはしているものの、検挙率は
40％という低さです。日本の06年の殺人認知件数は1309件だそうですが、検挙率が96.8％と高く、
殺人未遂件数を入れましたら、タイは日本の7倍近くになるようです。お隣のマレーシア、シンガポール
と較べても、遥かに多く、微笑みの国、仏教国ということで治安面を甘く見てはいけないでしょう。

タイだけではありません。日本でもどこでも、いつ事故・事件に巻き込まれるかわかりません。
お互い十分に注意致しましょう！


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