選ばれし30人しか出場できない男子ツアーの今季最終戦「日本シリーズJTカップ」で、
43歳の谷原秀人プロが、通算12アンダーで大会初勝利(通算16勝目)を飾りました!
13度目の出場で初めての勝利です。 自身も、“43歳にして、まさかメジャーで勝てる
とは 思っていなかった” と言うものの まさに 玄人好みのいぶし銀の活躍でした。
欧州ツアーで中々勝てず、苦労したことが ここへ来てそれが実っているんでしょうネ。
約一カ月前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」に次いで、今季2勝目ですヨ。賞金
ランキングも4位(約1億1,160万円)に、躍り出てしまいました。 さすがです。
メジャー制覇の達成感をかみしめる一方で、更なるレベルアップを目指すため、来季に
向けて海外再挑戦も選択肢の一つだ、と言いますからねぇ~ 逞しい精神であり驚きます。
若い時の挑戦と違って体力的にもきついでしょうし、日本でプレーしている方が、色々と
楽でしょうに。そこが並の選手と違いますネ。あくなき挑戦が、そうさせるのでしょう。
48歳の片山晋呉プロも優勝はありませんでしたが、今季の戦績で24年連続のシード権
(賞金ランク29位 = 約3,249万円)を獲得しています。 彼の技術への探求心、研究心は
半端ないことで有名です。この二人のあくなき挑戦の姿は 若手には良いお手本なるなぁ~
その若手の代表である金谷拓実プロも踏ん張りました。賞金ランク3位から逆転での
賞金王を目指し、6打差7位からプレーしました。5バーディー、1ボギーの「66」を
マークして追い上げ、3打差3位で終わりました。惜しくも優勝と賞金王は逃しましたが、
1,000万円を獲得して、賞金ランク2位に入りました。ルーキーながら立派な戦績です。
これで賞金ランク2位に入り、来年の「全英オープン」の切符が付与されるでしょう。
今大会3位に入り、世界ランクもマスターズ出場圏内の50位以内に入る可能性もあります。
松山英樹プロに憧れ目標にしている彼も、アマチュア時代のプロ転向前から海外志向が
強く、欧州ツアーで腕を磨いていきたい、というビジョンがあったといいますからネ。
コロナ禍など思わぬ出来事に見舞われたものの、運よく5月「全米プロゴルフ選手権」を
皮切りに、7月「全英オープン」などに出場経験できました。その約二カ月間の海外遠征の
5試合で「自分の力を出せずに終わってしまった」と、壁にもぶつかったようです。
それを来季も海外試合に挑戦できる機会を、自ら作り上げたのは素晴らしいこと。“来年こそは、
欧米ツアーで一つは獲って 軸足を海外にしたい” と語っています。頑張ってほしい選手です。