在タイ日本大使館は定期的に同大使館へ届け出があった日本人の犯罪被害を公表しています。
一昨日、三カ月間(7月~9月)の発表があり、前期(4月~6月)から2件減少し11件でした。
海外安全対策情報として在留邦人にメールでも注意喚起していますが、同期内に異例な事例
としては、融資保証金詐欺で在留邦人が金銭をだまし取られるという事例があったそうです。
在タイ日本大使館は「SNSや案内板などを介した心当たりのないメッセージや電話、メール
などに触れても、詐欺の可能性があるので安易に個人情報を教えたり、返信などを送ったり
しないなど、自分が知らないこと、分からないこと」の対応に注意を呼びかけていました。
そして、やはり最近では、同大使館も大麻(マリファナ)に関する注意喚起が目立ちます。
「タイ国では大麻の規制緩和が進み、家庭栽培が解禁され、大麻を含む飲食物や化粧品などが
広く流通している。大麻を乱用した場合、幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下といった
健康被害を生じる恐れがあり、タイ国でも公共の場で大麻を吸引することは禁止されている。
日本では大麻取締法により大麻所持が禁止されている」として、注意を呼びかけています。
6月に家庭栽培が解禁された頃でしたか、在タイ日本大使館から、こんな注意喚起も
ありました。「道を歩いていると、いきなり暴力を振るってくるような常軌を逸した
者もおり、麻薬常用者の可能性も高い。人や車が近づいてきた際も注意が必要」と …
タイ政府は政府で 昨日も触れましたが、今は違法薬物の抑制は国家的な課題として取り組み
出し、違法薬物の摘発や押収が強化されています。18日のタイ国営メディアNNTが、”タイ
陸軍は、今年に入って国境沿いで2億錠以上のヤーバー(メタンフェタミンなどを混ぜて
錠剤にしたタイの麻薬)と呼ばれる覚醒剤の錠剤を押収した” と報道していました。
この麻薬撲滅作戦は、警察と行政関係者も動員して実施されており、国境地域では陸軍が
軍用犬や最新の装備を配備し、これまでにヤーバー約2億3,000万錠とアイスと呼ばれる
覚醒剤の結晶約 3,500キロを押収し、関わった1,500人もが逮捕されています。
しかし 以前からそうですが、押収される量が半端ないですネ。これら麻薬の一部が、日本へも
密輸入されていると思うとゾッとします。また、こうして押収したり逮捕したりしていますが、
逆に速くさばこうと、タイ国独自のヤーバーの価格が下がっていると聞きます。これが大麻の
合法化から、多くの若者への麻薬使用の入り口にならなければと、切に願いますねぇ~
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