稲見萌寧プロ、まったくスキが無く、勝負強さも光り、文句なしの力を見せつけ、国内
メジャー戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で、悲願のメジャー初優勝です。
ティショット・セカンドショット・パター 全てが完璧で、二日連続の最高スコアとなる
「64」をたたき出し、終わってみれば大会新記録を1打更新する通算19アンダーです!
これで通算9勝目(22歳45日)です。初優勝したのが2019年7月の「センチュリー21」
ですから二年間でこれほど成長して強く成った選手もいませんネ。一番早く通算9勝目を
達成したのは、宮里藍さん(20歳63日)ですが、宮里藍さんの初優勝は高校生の17歳の
時でしたからネ。22歳45日の9勝は これに次ぐ二番目の早さ。まさに藍さんの再来です。
一年でここまで勝てるのを誰が想像したでしょう。20歳前後の選手は誰でも少しずつレベル
アップしていくんでしょうが、彼女の場合は そのレベルアップの幅が大きんでしょうネ。
またシーズン8勝は2003年に不動裕理プロが記録した10勝に次ぐ歴代2位です。今季はあと
11試合残っています。この勢いであれば3勝くらい勝てそうで、歴代トップになるかもネ。
最終日 一緒にプレーしたベテラン大山志保プロ(5打差の3位)は、不動裕理プロとも何度も
プレーしていたと思いますが、大山プロの稲見萌寧プロへの印象をメディアに語っていました。
“タイプは違うけど、二人ともショットもパットも正確性がありメンタルが本当に強い。でも
稲見さんは、その上にオンとオフの気持ちの切り替えが凄い。オフの時は楽しく私と話したり
してリラックスしているけど、いざ構えた時のスイッチの入り方も凄い。比べることはできないが、
不動さんは誰も追いつけない選手だったけど、稲見さんも今、そうなりつつある” と・・・
優勝賞金3,600万円がプラスされて獲得総額は、2億573万円近くとなり、小祝さくらプロを
抜き、初めて賞金ランクントップにも立ちました。2億円突破は 1988年のツアー制施行後、
15年に賞金女王となったイ・ボミ選手以来の快挙とのことです。 二人目となるシーズン
2億円を突破し、賞金女王のタイトルも見えてきました。この勢いは恐ろしいくらいです。
今季の一つの目標としてきた通算10勝は時間の問題でしょう。次なる大きな目標は、
永久シード権を得られる通算30勝です。それを達成するまで勝利をあげても祝勝会など
行なわず、今日も相変わらず練習場へと向かうよう。 好感が持てる素晴らしい選手です。
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