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タイでは僧侶が逮捕される前に還俗の儀式が必要!

2021年09月12日 | タイのちょっと気になる報道!

タイ国民のほぼ90%以上が、上座部仏教を信仰しています。 昨日からの続きになります。

 

宗派は異なりますが、日本もタイと同じように国民のほとんどが仏教を信仰している国です。

でも 大きな違いがありますよネ。タイの人たちは、人生を生きていく上で仏教の教えに沿って

生きていることです。 同じ仏教徒の日本人でも、殆どの人がここまで信仰はしていません。

 

タイ人の生活の至る所で仏教は強く根付いています。タイの街中でも、あらゆる場所にお参り

用の仏像などが立てられています。その仏像を通りがけに見るたびに、お祈りや手を合わせたり

している光景もよく見かけます。今のバンコク都内でも托鉢するお坊さんを見ることができます。

 

タイ人が強く信仰している仏教の中で、大切な教えとしてタンブンという行ないがあります。

ご存知のようにタンブンとは、お布施をする・徳を積むという意味になります。タンブンを

行ない、誰かの為に役に立てば、最終的には幸せが自分に返ってくるという教えです。

 

タンブンを通じて良い行ないをすればするだけ、自分の幸せが増える という考え方

ですよネ。タイ人はこのタンブンを日々行なうようにして幸せになろうとしています。

 

タンブンには様々な行為が生まれ、人によって多種多様な徳を積んでいます。例えば ・・・

*お坊さんに托鉢で食物や生活用品を捧げる。

*困窮な人にお金や食物を恵む。

*見返りを求めない社会貢献や寄付などをする。

*鳥や魚など籠に入った生き物を逃がして自由にしてあげる。

*先祖や亡くなった人を供養する。

*お寺に行きお坊さんの説法を聞いて心を清らかにする。

*仏教の戒律を守る。

 

日本では一般の人がお寺に行く機会って、よく行く人でもお盆お彼岸の墓参りや初詣くらいかな。

でもタイ人は実によくお寺に行きますネ。これもタンブンという考え方から来ているのでしょう。

 

そんな人々の先導者である僧侶が逮捕されたりすると、還俗という手続きが必要です。

タイの僧侶は仏教儀式によって出家した人ですから「世俗を超えた存在」として

位置づけられています。そのため、法律を犯して逮捕された場合は、やはり仏教の

 

 <僧衣から白衣に着替え還俗の意思表示する還俗儀式>

 

戒律 及び 儀式に基づいて「強制還俗(破門)」という手続きが取られます。出家して

僧になった人が再び俗人にかえることで「法師還り(かえり)」とも言われますネ。

 

「強制還俗」によって、僧侶が「世俗を超えた存在」から一般市民に戻ったことを受けて、警察は

初めて公に逮捕できるんですネ。タイの僧侶が逮捕されるなんて、見たくない光景でしょう。   



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