なおみ選手は日米 どちらの国籍で五輪出場か？

　
　テニスの全豪オープンも優勝して、世界ランキング１位となった大坂なおみ選手。
日本では毎日 各メディが大きく取り上げ、大変な騒ぎ。ようやく治まってきたのかな。

その全豪オープン決勝のテレビ放送を、日本で2,000万人以上が視聴していたと言います。
現代のメディアを考えると、途方もない数字らしいですヨ。放映したNHKの平均視聴率は

　

24％を記録。さらに、試合終了までの最後の75分間では平均32.3％に上昇。瞬間最高視聴率は
大阪なおみ選手が、トロフィーを授与された時のスピーチでは、38.5％に達したとのことです。

この％は、2,550万人が視聴していたこととなり、豪州の全人口に匹敵するそうです。
もしゴルフの畑岡奈紗プロが、米国でメジャー連覇しても、ここまでいかないでしょうネ。

総務省の生活基本調査では近年、日本のゴルフ人口は826万人、テニスが318万人なんですがネ。
競技の違いもあるんでしょうが、ゴルフ関係者はテニス界を羨ましく思っているでしょうヨ。

　

なおみ選手がアジア人・日本人として初めて世界ランク１位になったと騒ぎますが、ゴルフ界では
先輩に宮里藍さん、タイのアリヤ・ジュタヌガーン選手がいることを忘れてはいけませんヨ（笑）。

グランドスラムのあと二つ（全仏オープン・ウィンブルドン選手権）も活躍して、来年の
東京オリンピックも “金メダルを取ってほしい” と早くも気の速いファンは叫んでいます。

　

オリンピックとなれば、IOC（国際オリンピック委員会）のルールとして、国籍が無ければ国の
代表選手になれませんし二重国籍を認めていません。そして、日本のルールでは、外国籍を
有するものは日本の国籍を有せません。なおみ選手は現在、日本と米国の国籍を持っています。

法律上、日米の間に生まれ日米二重国籍の人は、22歳になるまでに１つの国籍を選ばなくては
いけません。来年10月16日の誕生日を迎える前に選択を迫られるわけですネ。でも五輪出場を
目指すのであれば、今年10月の誕生日までに 日本国籍か米国籍かを選択する必要があります。

　

日本人にとっては、なおみ選手に日本国籍を取って五輪に出場し、金メダルを取っててほしいと
願っていますが、二重国籍を認めるアメリカ国籍を選択するのではないか、と言われています。

もし　そうなったら、その時の日本人の失望は大変なものになるでしょうネ、それが心配です。
失望どころか、“都合のいい時だけ日本人にしてしまう” という我々の悪いところが出て、今度は
一変してバッシングさえ起きそう。数年前のなおみ選手への評価を知ると尚更心配です ･･･ 明日へ。　　



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