タイのサッカーが盛り上がって来ている中、厭なニュースが飛び込んできましたねぇ~
一昨日、国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会は タイ・サッカー協会会長でFIFA元理事の
ウォラウィ・マクディ氏(64)を倫理規定に違反した疑いで、90日間の活動停止処分にし、
正式な捜査を開始したと発表しました。
マクディ氏は13年にも会長選挙で公文書偽造の罪で起訴されている。
ウォラウィ氏という人は何かと問題人物であったようですので、国際的な事件に関わる
のではと心配されていた人です。2007年からタイ・サッカー協会会長を務めていましたが、
今回の疑惑では詳細は明らかになっていません。
近年、タイのサッカーは強くなり盛り上がっているだけに、とても残念な捜査が始まりました。
先の9月28日~10月6日までバンコクを舞台に行なわれた「サッカーのU19アジア選手権」の
出場をかけた予選大会でも、3連勝の強豪 韓国戦で優勢に試合を進め、1対2と惜しくも
敗れましたが、グループ2位になって、アジア選手権本戦の出場を決めたばかりです。
<Ù19アジア選手権の選手たち ・・・>
このU19アジア選手権出場は 韓国が一番強いらしいのですが、タイも13大会連続28度目の出場で
この記録は、韓国と日本に次ぐアジア全体でも3番目の記録だそうです。でも、同大会で日本は
まだ一度も優勝していませんが、タイは1962年と1969年の2度、優勝しているんですネ。
そうでした。 タイは日本のJリーグができる前は、タイの方が強かったんですネ。
そう言えば昨年末、2年に一度をベースに行なわれるサッカーの東南アジア選手権でも決勝でマレーシアを
下し タイが12年ぶりの東南アジアチャンピオンに輝いて、タイのサッカーファンを歓喜させていました。
今大会では準決勝、決勝ともに6万5千人収容のラジャマンガラ スタジアムに空席はなかったとのことです。
タイのサッカー通の知人に言わせると、今までのタイのサッカーはロングボールが中心で、
チャンスが訪れることもあるけど、チームでのパスが回らなくなり、チーム全体のバランスが
崩れリズムを失い、何もできないまま試合が終わってしまうケースが多々あったといいます。
そのスタイルからパスサッカーに戦い方が移行したことで「前の世代に比べて規律も正しく余計な
諍いを起こさなくなったことが、タイ国民にも受け入れられる要因となった」と言っていました。
これって日本人選手が多くプレーし始めてから、日本のチームワークを学んだような気がしますネ。
元々 昔からタイは、ムエタイやセパタクローが国技として存在しているように、「足技」を得意としています。
そこに近年は、Jリーグとの提携や日本人監督・コーチの指導も加わり、育成環境も整ってきましたからネ。
プロ意識や育成環境が備わってきた中で育っ15歳以上の世代が、タイのサッカーを変えようと
していると、言ったらオーバーでしょうか。 今行なわれている「2018 FIFAワールドカップ・
ロシア大会のアジア予選大会でも頑張っていますが、次の同大会と東京五輪が楽しみです。
現場は素晴らしい情況です、 関係幹部はもっとシッカリして貰わないといけませんな!
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