シード権選手が出場できる最後の女子ツアーとなる「大王製紙エリエールレディス」は、
首位から出た原英莉花プロが、17番イーグルで混戦を振り切り、通算17アンダーで2位に
三打差をつけ、昨年の「ツアー選手権リコー杯」以来の通算4勝目で終了しました。
今週25日から始まる最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、
前週までに、メルセデスランク上位者40人までの選手しか出場できませんからネ。
稲見萌寧・古江彩佳プロとの興味ある今年度の賞金女王争いは、二人とも8アンダー
19位で、最終戦へもつれ込みました。その差は 約1,700万円、どうなるでしょうネ。
そして、もう一つの興味は来季のシード権獲得争いでしたが、明暗を分けました。
今年は賞金ランクとメルセデスランクのいずれか50位内がシード獲得の条件です。
ただし、両ランクの51~55位の選手には、来季前半戦の出場権が与えられます。
今季 初めてシードを掴んだのは、ツアー初優勝を遂げた西村優菜 5位・山下美有夢 12位・
笹生優花 15位・吉田優利プロ 21位らと、39位の仲宗根澄香プロも嬉しい初シードとなりました。
ルーキーながら今季2位7度で賞金ランク4位という「最強の未勝利プロ」と言われている
西郷真央プロも初シード獲得でした。未勝利で約1億7,400万円を獲得です、凄いですネ。
シードに返り咲きしたのは、渡辺彩香14位・藤田さいき 26位・堀琴音プロ 27位ら7人です。
今季から初のメルセデスランクでのシード獲得者は、山路晶 47位、宮里美香プロ50位でした。
一方、優勝経験のある黄金世代の浅井咲希 52位・河本結 61位・新垣比菜プロ 64位らが
シード権を失いました。20年~21年度は50数試合ある中、新垣比菜プロの64位は意外でした。
その他、優勝経験のある福田真未 57位、葭葉ルミ 67位、永井花奈 70位、成田美寿
102位、そして、タイ出身のS・ランクン選手148位 もシードを喪失しており残念です。
そして、今季の下部ツアーで賞金ランキング上位の2人(リ ハナ 韓国・小野祐夢プロ)には
来季前半戦の出場権が与えられます。また産休の大西葵プロとアン・ソンジュ選手(韓国)は、
特別保障制度が適用され、復帰後は一定の条件下で出場が認められることになりました。
今季はコロナ禍により外国人選手の入国に制限がかかったため、特別措置によりイ・ボミ
来季5戦、黄アルムは4戦、ペ・ヒギョン選手は2戦を終え、賞金ランク50位の獲得賞金
(約3,202万円)に到達すれば、シードを与えられ、来季出場権をゲットできるといいます。
シード権を失った河本結・新垣比菜・葭葉ルミ・永井花奈・成田美寿プロらは来月、QT戦の
上位を目指した挑戦が始まります。ランクン選手は日本での参戦は諦めたようで残念です!
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