東京の首都圏で130店舗を 展開している “喜久屋クリーニング” が、タイに進出。
「日本標準」 を コンセプトに、日本式サービスを スタートさせています。
昨日からの続きです ・・・
バンコク市内に工場を 新設し、「クリーニング白屋」 を 統合、世界一の最先端クリーニング技術と品質で、
タイのクリーニング業界が一変するかも知れません。 富裕層は技術と品質を 求め始めていますからネ。

これまでのタイ式クリーニングは 余りにも、お粗末でしたから。 汚れの落ち具合、アイロンがけの
不備、顧客や衣料の差し違え、出来上がりでの枚数違い … … これらは、日常茶飯事ですからねぇ~
喜久屋の日本式技術では こんなクレーム、考えられないでしょう。
同社で最初にやったことは、店舗の運営を 担う女性マネージャーを日本に呼び寄せ、喜久屋の工場や
店舗で体験させながら、衣類の洗い方から手入れや保管、接客のノウハウに至るまで 「クリーニングの
イロハ」 を、3か月間の研修期間で教え込んだそうですヨ。

更に こんなサービスを ・・・
日本と同じように、タイでもワイシャツ用のボタンを 168 種類用意し、無料のボタン付けサービスを
行なっています。 取れそうなボタンがあれば、同じ色と大きさのボタンを 無料で交換します。
タイ人スタッフは 「ここまでやる! タイでは考えられない」 と、絶句したとか、しないとか (笑)。
日本で行なっている保管サービスは二つあって、一つはウェブ上で展開しているクリーニングと保管
サービスの 「イークローゼット」。 送ったスーツなどを クリーニングした後、次回の利用日まで
預かってくれ、希望日に配達してくれるサービスですネ。 これは四季があり、ウサギ小屋に住む
日本では最高なサービスですよネ。 タイではどうでしょうねぇ~ もう一つは人気が出そうです。

店舗受付品を 6か月間 無料で保管してくれる 「シティクローゼット」 サービスです。
でも 考えてみれば、タイは一年中 季節が一緒だから、服や衣類は 日本の三分の一以下とも
聞きますので、やはり クリーニングの技術と品質が 一番受けるでしょうかねぇ~
クリーニング業界も少子高齢化の影響で、市場の低迷があるようです。 総務省の家計調査によると
2012年の世帯あたりのクリーニングを 含む洗濯代が、5年前と比べると3割以上減っているそうです。

逆にアセアンでは需要が拡大してきていますから、そこへ喜久屋流のクリーニング方式を 持ち込めば、
今度はアジアで生き延びられますからネ。 進出の裏には、やむを得ない諸事情もありそうです。
ワイシャツ1枚 70バーツ (約280円) と、通常のクリーニング代より高めですが、富裕層は
品質を 求めているので、問題ないでしょう。 2年後に どうなっているか楽しみです。


引き取りに行くと、引換証を出す前から私の洗濯物を出してくれていたのが印象的でした。
サービスが更にすごくなるって言うことなのでしょうか^^
いろいろとお手数お掛けしましたm(_ _)m