皆さんは、日本に「旅券(パスポート)の日」という記念日があるのを知っていました?
1878年2月20日に外務省の布達(ふたつ)第一号として「海外旅券規則」が 制定され、
「旅券」という言葉が初めて法令上使われたことを記念して 生まれたのが「2月20日は
旅券の日」だそうです。外務省はこの日に、“パスポートを確認して下さい” と謳っています。
パスポートは言うまでもなく、日本政府が海外で自分自身が日本人であることと、自分の氏名・
生年月日などを証明する国際的身分証明書です。現在 日本国民の約4人に一人が所持している
パスポートが、無ければ日本を出られません。また、海外で有事が起こった時に渡航先の
政府に対して自分に必要な保護と援助を与えるよう要請する重要な公文書でもあります。
その大切なパスポートを、去る2月20日、“紛失したり、盗難に遭ったり … … 等々の
相談が急増しているので注意してほしい” という注意喚起が、在タイ日本国大使館より
メールなどで在留邦人へ流れました。日本外務省も日本人海外旅行者に注意喚起しています。
パスポートは 命の次に大切な事を、持ち慣れない人には認識度が低いのかも知れませんネ。
在タイ日本大使館によると、旅券の紛失と盗難に関する相談が急増しており、昨年12月中に
12件だったのが、今年1月は17件、2月は20日の時点で既に24件に上っているそうですヨ。
計 53件の盗難事例も明記されていましたので、改めて 自分自身にも注意喚起しましょう。
* 空港から電車に乗りバンコク都内の駅まで向かう途中、背負っていたリュックに
入れていた旅券在中のポーチを抜き取られた。
* ショッピングモールで開催されたイベントに参加していたところ、背負っていた
リュックから旅券 及び 財布を抜き取られた。
* スーパー店内において買い物中に、肩に掛けていたトートバッグに入れていた旅券
在中の巾着を抜き取られた。
* 街中を徒歩で移動中に、肩に掛けていたバッグにあった旅券在中の財布を抜き取られた。
どれも信じがたい事例と、誰もが思いますが、でも実際に ここ二カ月余りで50件以上の盗難に
遭っているんですよねぇ~ 在タイ日本大使館は、子供に注意するようにを呼びかけています。
“旅券は貴重品と同様に保管管理に努め、また第三者に取り出されやすいポケットなどに
無造作に入れることなく、紛失や盗難防止に努めてください。電車内やイベント会場など、
人が多く集まる場所においては、バッグを体の前に持つように心がけてください“ と ・・・
日本のパスポートは海外旅行する際、ビザなしで渡航できるという利便性は、世界有数ですから
人気があります。世界のアチコチで日本のパスポートは狙われていると思っていいでしょう。
外務省では、2月20日の『旅券の日』に合わせて、「なりすましによる旅券不正取得
防止のための審査強化期間」を実施しています。改めてパスポート管理に ご注意下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます