日本の女子ゴルフの第一戦「ダイキン オーキッド レディース」も開幕し、男子の国内
ゴルフツアーを除いて欧米亜日と出そろい、ゴルフも春本番といったところでしょうか。
今季も日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のツアーは、昨季より一段と充実していますネ。
試合数は据え置きの38試合ながら、賞金総額は4,786万円アップし、単年シーズンの史上
最高額の44億9,000万円になるようです。 下部のステップアップ ツアーなどを含めた
JLPGAツアーの賞金総額は50億円を突破し、女子ツアーの人気は まだまだ うなぎ上りです。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、昨年12月の時点で26試合(賞金総額約33億5,400万円)の
開催が決定していますが、日本国内ツアーでは、完全に男子は女子に追い抜かれてしまいました。
充実してきたのは 試合数と賞金総額だけではありません。嬉しいのは、来週9日の「明治安田
生命レディス ヨコハマタイヤ」が四日間となり、これで全38試合中19試合の半数が四日間
大会となりました。やはり、世界に通用する選手とトーナメントにするには、四日間大会を
当たり前にすることは不可欠で、更に選手全体を底上げするにも重要な要素でしょう。
処で 若手の台頭が著しい近年の女子ですが、今季を初シード選手として迎えるのは、
11人で、記録が残る2001年以降18年から5シーズン連続で二桁人数を記録しています。
ますます 選手の新陳代謝も高まるばかりで、中堅選手もおちおちして居られません。
その11人の今季の初シード選手は下記です。( )内はメルセデス ランキングの順位。
川崎春花(14位)、岩井千怜(17位)、佐藤心結(27位)、佐久間朱莉(29位)、
セキ・ユウティン(35位)、後藤未有(36位)、岸部桃子(39位)、岩井明愛(40位)、
尾関彩美悠(同41位)、阿部未悠(同44位)、小倉彩愛(同50位) ・・・
JLPGAのデータでは、昨年12月31日時点でシードを獲得した50人の平均年齢は26.6歳と
なっており、2001年以降で三番目の年少記録だそうです。最年少は20-21年シーズンの
26.3歳で、次いで19年の26.4歳に続く年齢です。 0.2~ 0.3歳とほぼ変わりません。
01年から5シーズンは30歳を超えていましたが、それ以降は17季連続で平均年齢が
20歳台となっており、特に ここ5年で急速に若年化が進んでいることが感じられます。
最年長は通算25勝している40歳の全美貞プロ(韓国)ですが、01年から守ってきた43歳の
李知姫プロ(韓国 81位)は、シー権を喪失し、21季連続となればツアー記録更新でしたが、
それは実現しませんでした。日本選手でも若手の台頭でシード権を喪失した中堅プロがいます。
ツアー14勝の35歳・有村智恵(メルセデス・ランキング60位)、26歳の岡山絵里(64位)、
27歳の永峰咲希(65位)らですネ。 今季はどんな新旧交代になるのでしょう?
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