タイのATMで現金を引き出す時に、注意しなければならないこと、もう一つはカードが
吸い込まれてしまった場合です。 これって、実際 にあります。 自慢じゃ~ ありませんが、
これも経験しました。 昨日からの続きです ・・・
自分がカードを抜き取り忘れたなら仕方ありませんが、時折 システムエラーによってキャッシュ
カードがATMに吸い込まれてしまうことがあるんですネ。 ホント これには驚きます。
こんな時、その場でそのカードを取り戻すのはほぼ不可能となります。 例えばスーパーの店内に
あるATMで、被害に遭ってもスーパー側もどうすることも出来ません。 翌営業日以降に保全
担当者が見回りに来たときに回収されます。 その日や翌日に帰国する予定の場合はアウトです。
ましてや、周囲に人がいないATMなんぞ、誰も話を聞いてくれず途方に暮れますヨ、もう ・・・
これらのトラブルを避けるには、デパートなどにある営業中の銀行店舗に隣接した
ATMを使いましょう。 多くの場合、その場でそれらの問題は解決できますからネ。
タイも日本と同じで、普通の店舗営業は平日の15時くらいまでしかやっていませんが、デパートなどの
商業施設内なら土日祝日も営業し、20時くらいまでは営業しています。 これは利便性が高いですよネ。
ATMを利用する場合は、基本的に 銀行店舗に置いてあるATMを使いましょう ・・・
ところで 今月初め、タイで三井住友銀行がバンコク銀行と現金の入金業務を委託する契約を
提携しましたネ。 三井住友銀行バンコク支店に口座を持っている顧客が、バンコク銀行の支店に
現金・小切手 (チェック) を持ち込めば、三井住友銀行の口座に入金されるというサービスです。
こうして日系の銀行とタイの銀行が、多種な提携を もっと多くしてくれると、これからは
タイにある日系の会社や在留邦人にとり銀行利用が、とても便利になって来そうです。
こういう動きは、2013年12月に三菱UFJがアユタヤ銀行を子会社化、三菱東京UFJ銀行バンコク
支店と統合した結果でしょうネ、きっと。 買収後、「融資も給与支払いも当グループで一元化できる」
など、日タイ企業に売り込んでいました。 業務を一本化したことが新規口座の獲得に繋がったと聞きます。
結果、三菱UFJの15年の3月期の最終利益は1兆337億円となり、このうちアユタヤ銀行で382億円を
稼いでおり、邦銀初の1兆円超えに大きく貢献したといいます。 今年はさらに躍進しそうですヨ。
タイでは、邦銀支店の個人向け業務は許可されておらず、多くの日系企業はタイの地元銀行に
従業員用の給与口座を設けていますからネ。 これらの顧客をターゲットに、アユタヤ銀行が、
日系企業の現地従業員向け給与振込口座を、昨年6月までで1万件超、新規獲得したとか。
現在の支店数は644店で業界第5位ですが、17年までに800店、ATMも更に2千台増やし、将来的に
タイの 「4大銀行」 入りを目指しているようです。 三菱UFJグループ、意気盛んですヨ ・・・
いずれにしてもカードの扱いは、名義人の責任とされ、基本的に不正使用されても銀行側は責任を
負いませんし、その分を名義人に請求することさえ多々あります。 くれぐれもご注意を!
http://warashibe76.com/category/bank-of-thailand/
●タイの銀行システムは日本と異なる点が多いので、下記サイトを読んでおくといいでしょう。
http://www.bangkokbank.com/BangkokBankThai/InternationalNetwork/InternationalRelations/JapaneseRelations/Pages/default.aspx
●タイの銀行が発行するATMカードは、5月中旬以降発行するものは、ICチップ搭載型になっています。
従来のカードは2019年12月末で使えなくなるのでご注意ください。
また、タイ国内のATMはICチップ搭載型カードに未対応なATMが多く(2017年中には全て、ICチップ対応に切り替える見込み)使えないケースがあるのでご注意ください。
●2年前でしょうか?NTTデータ主導で、日本のメガバンクのATMカードで、タイ(タイ以外のアセアンも対象)のATMから引き出しが出来るシステムが出来る、というニュースがありましたが、いつ実現するんでしょうかねー?
このシステムが出来れば、現金両替が不要になり、画期的に便利になるんですが。