飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)は、7世紀後半の天皇である天武天皇と持統天皇の2代が営んだ宮。宮域は、南北800m,東西500mの規模である。下層には、斉明朝の後飛鳥岡本宮、皇極・斉明朝の伝飛鳥板葺宮(でんあすかいたぶきのみや)など、宮が重なって置かれたこの地は、古代飛鳥の中心地。大化の改新で、蘇我入鹿が暗殺された場所でもある。藤原京に遷都後、飛鳥の地を懐かしく想い、歌を詠んだ志貴皇子の万葉歌碑がある。現在、史跡に指定されている。
[所在地:奈良県高市郡明日香村岡]
<アクセス>橿原神宮駅からバス『飛鳥』下車(バス10分)
▼志貴皇子の万葉歌碑
2013/10/08 訪問