
今日は寒かったですね ・・

あかね雲で思い出したのが、山本一力さんの時代小説直木賞受賞作の 「 あかね空 」 です。

この本には亡父の小さな思い出があります。父が初めて入院した時に ・・・
本好きな父が喜ぶかと、その当時話題だった 「 あかね空 」 をお見舞いに買って行ったのです。
でも父は『 いいから、お前が読めよ ! 』 と言うので、そのまま私が実家滞在中に読みました。

少し心配な病気だったので読書をする気分ではなかったんでしょうね・・
そのまま父は読書をすることはできなくなってしまいました・・
でもその時、父はその本が直木賞を受賞したこと、時代物のお豆腐屋さんの話だということも
知っていました。興味はあったんでしょうね・・
最近になって実家の本箱にまだあるのを見つけて、母に 『 読んだの・・? 』 と聞いたら、
『 それは読みたくないのョ・・ 』 と言っていました・・・
母にとっても父を思い出す本になってしまったのかもしれません・・・



と思い出しました。
ちなみに小説の中のあかね空は朝焼けの空のことみたいですけどね ~
