当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

二条城

2013年08月08日 | 日記
時間があったので二条城へ。理由は朝、夏の特別公開の時間前が暇だったのと、収蔵館の屏風絵の本物見たさに(笑)

二条城は開門が8:30で9:00から御殿も見学可能になります。
そんなわけで朝一からいざGO


さすがに開聞してから間もないので空いていました
この入り口の東大手門も、通常はなかなか人で溢れていてこういう状況の写真撮れないのよね…

中に入ってそのまま二の丸御殿へ。
現在唐門は修理中なので、まだ開いていない御殿前で客はしばし待機の状態。





浮かれながら御殿入口をしたので、少し時間まで周囲を探索。
庭に置かれていた釣鐘。

幕末、二条城と所司代の連絡に使われていた鐘です。鳥羽・伏見の際にも使われていた鐘。
新撰組ファンには何やら感慨深いものでありまする
その横は門。

この先は二の丸庭園になります。
これは御殿見てからのお楽しみってなわけで時間もいい頃になったから再び入り口に戻って開城?開殿?待ち。

御殿内は撮影禁止なのでお話だけ…

相変わらず豪華さに目を奪われますね~
しかしどんなに上手くても現在の屏風は模写品…
金ピカぶりとか、創建当時ばりの豪華さに戻っているんだろうけど、以前見た時より威圧感がない感じがしたんですよね~
まぁそうは言ってもスゴイには凄いんですけど。
だから「おお」にはなる。しかし何か違和感がある。そんな感じ。
前は絵の威圧感が部屋全体にあったんだけど、今は部屋と一体化してるっていうの?落ち着いてるんですよ。
…松の絵の衝撃、ホント凄かったんだけどなぁ…

でもだからこそ収蔵館の本物見に来たってのもあるんだけどね
素晴らしいものを、年数経つのにそのままにしといたら劣化するのは当たり前ですから。
ある意味、自分に金かけた女の人が綺麗なのと同じです。エステと同じ。良い環境を与えれば劣化はある程度は防げますので

二の丸御殿見終わったらいざ庭へ





何度見ても広い…広すぎる庭園…
まだ午前なので、蓮の花も元気で綺麗だった


本丸櫓門を越えて、いざ天守へ
本丸庭園は水ではなく芝の庭です。



そんな庭に立つ御常御殿。

非公開なので中は謎です…
屋根の丸みがなんとも独特
ちょっと昔の二階建ての住居っぽいので、内部の作りの予想は多少つくのですが、なにせ二条城だからね…屏風とか欄間とかどうなのかは気になりますああ見てみたい(><)

本丸庭園奥には、天守台が残っています。




天守台からの景色。



これでこんな景色…ここに天守閣があったのだから…京都の街がどんな風に眺められたか気になりますよ


現在の本丸御殿の玄関。
本物の本丸は明治に撤去されてしまった為(新政府は徳川憎しなので、歴史建物・遺産に対しての見識が浅はかなのよね…)、今のは桂離宮から移築された御殿です。
ま、それだって貴重なんで素晴らしい建物なんだけどね

本丸を出て、ぐるっと堀周りを歩いて行くと北中仕切門。

厳ついぜぃ

その先、清流園。

暑すぎて人がいない(笑)

その後はお待ちかねの収蔵館
今回の展示は替え完了記念、式台の間の障壁画(第二期)。
部屋の状況と同じように周囲を囲む形で襖を展示してあるので、近づいてみるもよし、贅沢に真ん中に置かれた畳の上に正座して景色として独り占めするもよし、もう贅沢空間としか言いようがないです
そしてポイントは通常見れない側の絵も見れるってこと。
式台の間ってのは、二の丸の入ってすぐの間。ようは訪れた侍が最初に通されて待たされる場所。
見学では廊下を歩いて部屋を見るので、手前の襖は、覗きこむことが出来ない限り内側の絵を見ることはできないわけですよ。
だから実際どんな絵が描かれているかほとんど知られていない。
それがここだと見れるわけですよ。
全体からするとわずかでありますが、それも含めて、部屋の中に入って待ってるんだぞ的な感覚が何とも新鮮
いや~ガッツリ堪能させていただきました
実はここ、100円なのに案外皆さん寄らないのですよ
興味ある人にはマジおススメです
本物の迫力と絵に囲まれる威圧感、あれはぜひ味わってほしい

やっぱり二条城は何度来ても徳川家の凄さを感じるわ~
ぜひ襖絵だけでなく欄間の彫刻の再現もしてほしい。しかもそれを展示して間近で見せてほしい
立体コピーとかできるようになったんだし、人間の技術では無理でもコピーとかできないのかなぁ…あの細密な彫刻、どこまで細かいものなのか、近くでガッツリ見てみたいよぉ(><)

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