当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

宇和島城

2010年09月29日 | 日記
舞台ネタが続いたところで、そろそろまた城ネタの続きに…(笑)

愛媛の旅ラストは宇和島へ

現存天守で名城百選
朝一から宇和島城へ行ってまいりました

宇和島城は典型的とも言える山城です。
海を見渡し町を見渡す、城山自体はそんなに高い山ではありませんが、地形を利用した強固な城です。
…と言っても、天守の造り自体は戦闘を意識していると言うより生活を意識している感じ。
石垣も天守よりはみだした造りで石落しとかはないしね
だから、地の利で強固と言うべき…かな?無防備そうにみせて頑丈な城です。

元は藤堂高虎が築城しましたが(地形の利用の仕方がなんとも藤堂っぽい)、現在の城は、その後に藩主となった伊達家の城です。
伊達は仙台だけではないのですよ
宇和島は、伊達正宗の子、秀宗から始まった伊達十万石の城下町なんですよん


武家長屋門がある東北の登城口から入城。
鬱蒼と茂る木々の中、山城ならではの修行な階段が…

石段の段差自体は登りやすい階段でしたが、なにせ石がねぇ…自然すぎたり
運動神経ない私は足元かなり要注意状態

登っていくと…見えてきました宇和島城
 
城の周りに木が茂ってない上に、天守の石垣の問題かな?でこざっぱりと感じます。
実サイズより小さく見える感じ。

宇和島城は、玄関がある、珍しいお城です。
入口にはちゃんと伊達家の紋も入っていますよ


入るといきなり天守の模型が。
 
この天守は、基本正方形でできていて、正方形の部屋の周りには廊下が周囲を回っています。
三重三階の造りで、階段は上まで吹き抜け状態となっています。
中は廊下の面積もあってか、そんなに広いわけではありません。(姫路や松山のような連なった形ではなく単独城なので当然ですが
中はこれまた城には珍しい障子戸に畳な造りがわかります。
今は床ですが、襖との段差がね、畳用なんですよ。完全に居住を意識している造り
展示物もほとんどないので、ボランティアの方のお話を聞きながら、じっくり城の内部を見てしまいましたよ

そして天守閣からの眺め。

こちらは海側。リアス式海岸が望めます。

これは町側。奥の方に伊達家墓所である大隆寺や等覚寺があります。

こじんまり感あるお城でしたが、独特な部分があっていいお城でしたね
今回は午前に行きましたが、写真撮るには昼のがいいらしい。(ボランティアさん説)
ちなみに夕日の眺めがめっさ良さげです。綺麗に海に映えそう
ボランティアの方々が少人数ながら親切に対応してくださってありがたかったです
なんかまったりと楽しませてくれて本当良かったわ

『今の私をカバンにつめて』

2010年09月27日 | 日記
G2さんで三谷さんで戸田恵子さんの、『今の私をカバンにつめて』観てきました

2か月連続の青山円形劇場です。珍しい

ある“そこそこ”売れている歌手(戸田さん)が、ナイトクラブで今後をかけてショーを行うことに。自分を“変え”て新しい1歩を踏み出したい歌手は、自分の人生を芝居等も含めながら振り返るショーを造るけれど、そこに“今まで”を大切にするマネージャー(石黒賢さん)がソフトタッチ?に猛反対。
私生活でも離婚や妻の浮気とゴタゴタした二人。
二人ははたしてわかりあえる?わかりあえない??

いや~毎回思うことですが、ホント、戸田さん器用
今回は歌手として歌いまくるだけじゃなく、過去を振り返る芝居部分では、幼児の芝居までやっちゃう
この舞台の中でも、セリフに年齢不詳ってのがありますが、ホントにそうだよ。若すぎなほどわか~い役からなんでもやっちゃうんだもの。…つうかやれちゃうんだもの
本当に器用だわ…

石黒さんは、しばらく目の前に座っていると言うハプニング?もあり、なんだかつい見入ってしまいました(笑)
あの至近距離にいるのは違反だって…
顔が可愛いんで、生真面目で振り回されやすい坊ちゃんタイプの役あいますよね
なんだか、『振り返れば奴がいる』思い出した(笑)

いや~実際、あんなに稼いでくれて妻の我侭を何でも許して自由にさせてあげる、そんな旦那が実在するなら私だってほしいわ

コメディタッチですが(まぁG2さんに三谷さんだしね)、実は内容は大人。
ミュージカルなんで、面白いし笑ったのに、な~んかしっとりと楽しめました
年齢が上の人ほど楽しめるかも。
なんつうか…所詮皆“そういう”自分が好きなんだね~実は誰が悪いわけでもなく自分のせいなんだね~…と思える。

戸田さんに興味があるならぜひ。戸田さんを存分に“使って”いて楽しめますよ


添付はカツの竜也が入絵さんに花贈っていたのでつい撮ってしましました
共演もしたしね
成長を感じてしまいましたよ

表に出ろぃ!

2010年09月25日 | 日記
NODA・MAPの番外公演。『表に出ろぃ』見てきました。

…2週間くらい前に…

今更ですが感想です



いや~本当にこれは面白かったです
なにせ野田さんと勘三郎のコンビですから。面白くないわけがない

なんつうか…これでもかってくらいハイテンションは舞台でしたね(笑)
常に全力。
そして常にバカバカしい(笑)

野田さんなんで、バカバカしい言っても、からくりと言うか…言葉の揚げ足取り合戦だったので、“うまい”んですよ。

話は、もう書いてもいいですよね
タイトルは『表に出ろぃ』ですが、内容は『表に出たい』(笑)
飼っている犬が出産直前なため、誰か家にいなければいけないのに家族全員別々で出かける用事が…誰が?誰を?犠牲にさせる?家族の揚げ足バトル開始
って話です。

前作の『キャラクター』(宮沢りえちゃんと古田さん)も内容に組み込まれていて、そのネタが出た時、お客さんが見た人と見てない人でわかりやすく反応がわかれてましたよ
そりゃ見てなきゃわかんないよね、娘が書道教室行って宗教ハマった言いだしたって。
ちなみにこの書道教室はカルト教団なんですがね

後半はかなり空気感も変わり、結構重いテーマも感じましたが、でも、やっぱり2人のコンビネーションが
あのノリはいったいなんなんだろう…ってくらい、なんか未知なモノを見させられた気分。
ほんと、笑って、頭使って、いい脳みそと顔面の体操させていただきました(笑)

楽しかったなぁ
次回作も楽しみだチケット取り、頑張るぞ

『シダの群れ』

2010年09月23日 | 日記
コクーンに『シダの群れ』観に行ってきました

岩松さんの任侠もの。

親分が死にかけの小さな?ヤクザ一家の話。
抗争に巻き込まれてだんだん皆の歯車が崩れてくとでも言うかな…そんなお話。
ちょっと、一家の雰囲気が『セーラー服と機関銃』思い出しました(笑)


主演は阿部サダさん。ちんぴらぶりが異常に似合っていたわ。
さすが大人計画(笑)
そしてなんだか笑えちゃうあのノリ。
やっぱり好きだなぁ~

江口洋介さんはもうめちゃくちゃカッコイかった
なんなの、あのかっこよさ
長男だけど妾の子ってだけで立場が切ないのも、また陰あって男前度アップ
芝居の中でもセリフにあったけど、かなり痩せた?
でもそれがまたイイラインなんだなぁ~
席が前だったので、ヤバい勢いで見惚れました

小出恵介くんも可愛かった
この子が本妻の息子なんだけど。
粋がってる若頭で、見た目も目も大きくて可愛い系だからかな?江口さんと対照的なボンボンぽさがあって良かった


結構ドンパチも派手で面白かったです。
まぁ任侠ものなんで、好き嫌いもあるかもですけどね

戸隠蕎麦

2010年09月20日 | 日記
戸隠の蕎麦も食べに行ってみました

まぁこちらは戸隠神社のおまけですが…
その話はまたそのうちに

行ったのは、中社の前にある、ゆたかやさん。


なんかめっさ混んでた店が何軒かある中、ちょっと場所が目につきづらいのか、さっくり入れてしまいました
別に下調べしてなかったので、戸隠蕎麦で有名な店わかんなかったんですよね
とりあえず味わってみたかったの


頼んだのはゆたか膳って言う、ざる蕎麦と、この店名物の蕎麦コロッケと、季節もんの小鉢のセット。

蕎麦、本当に細くて、ツルっと食べれて美味しい
大根おろしと絡ませて食べるとまた一段と美味しい

コロッケは、ズームイン朝で取り上げられたことがあるそうです。
衣が粗目のパン粉つかってるのかな?かなりのザックリ感。
わると…里芋?山芋?じゃが芋?何がベースだ?
よ~く見ると…

蕎麦が麺で入ってる

蕎麦打って切った時の端の部分が混ざっているみたい。

食べてみると…有り
すごい滑らかで、食感は里芋コロッケな感じかな?
蕎麦の主張も別段癖がなく、ちょっと味がついている感じですかね。
飽きが来ない感じ。
お酒に合いそう(笑)
塩をつけて食べるのですが、コロッケに塩、良いもんです

美味しかった
しかししばらくして罠が…

おなかに尋常じゃなくたまる
蕎麦も結構量あるな思いましたが、コロッケにも蕎麦だったんだもんね
いや~あとで本当に苦しかった…
美味しかったのでおススメはしますが食べる際は気を付けてくださいませ

安曇野の蕎麦

2010年09月19日 | 日記
信州で『信州大人旅』という地元作成るるぶみたいな雑誌をゲットしまして、その中でオススメになっていた蕎麦屋さんに行ってまいりました


そば処こうや

『田園に囲まれた農家のそば屋』
そのうたい文句に惹かれて行ってみました

本当に田んぼの中でしたよ

民家な店構えなので、駐車場もガッツり用意されてるわけではないです
私は、店の方が声かけてくれたので、適当な場所に停めさせていただきました


頼んだのは
ざる蕎麦(700円)ともつ煮(500円)

天ぷらも気になったんですけどね~蕎麦屋さんのもつ煮美味しいから気になって

まず来たのはもつ煮。

モツだけではなく、お豆腐も一緒に煮てありました。
上げ底のようにモツの下に引かれてましたが(笑)

これ、めちゃくちゃ美味しかった~
モツも、肉の場所っての?によってちゃんと味わいも変わって
しかも豆腐があう
なんか飽きさせないんですよ、あのさっぱりが。
もつ煮って味もガッツりだから、飽きてきたりってないですか?
そういうのを消化してくれます。
モツに豆腐、あれいいなぁ

そして来ましたお蕎麦

二八の蕎麦なので見るからになめらかに光ってる

地元産の玄蕎麦を石臼挽きして打ってあるので蕎麦の味もしっかり。
柔らかく、ふんわりと蕎麦の匂いが
二八だから、喉越しっての?も良くて食べやすい。
蕎麦苦手な人でもイケると思いますよ

そしてラスト、蕎麦湯
これが、本当に美味しかった
いや~美味しい蕎麦から出来た蕎麦湯は違うね
しかも水もいいしさ~
最初は汁との相性がすごすぎ?思ったけど、蕎麦湯自体で美味しかったです
もちろん、つけ汁も美味しいですよ、合わせた方がさらに美味しいですが、湯だけでも十分美味しかったの


最後にお会計の時に、お店の田んぼで作った、農薬を減らして作ったと言うお米を、試食用でいただきました。新米
店頭でも2キロ~売ってます。
地元で食べに来てた方が買ってたので、期待です


美味しいお蕎麦いただけた上にこの特典
幸せになれましたね~
今度は田舎天ぷらも食べてみたい。
安曇野は他にも美味しそうな店あったんで、次はグルメ旅をしてみたいです

臥龍山荘

2010年09月16日 | 日記
城と言えば、庭園がつきもの

伊予大洲には、城からちょっと離れた場所になりますが、『臥龍山荘』があります。

川から階段であがってこれるようになっています。

臥龍山荘は、元は藤堂高虎の家臣の渡辺勘兵衛が造営した庭でしたが、自然のままの荒れた状態となり、明治になってから貿易商の河内寅次郎が築いたものが現在の臥龍山荘になります。

 
臥龍院。中は撮影が禁止なので、お庭だけ

ここは本当に贅沢な造りです
玄関部分を含め4つの部屋で構成されているのですが、1つ1つの趣向が凄い
なにせ参考にしたのが、京都ですよ、離宮ですよ。しかも四季を取り入れています

まずは玄関。迎礼の間。
ここは春。茶室の侘び寂び感をだしている、質素に“見せかけている”玄関です

次に入る間は『清吹の間』。ここからはちゃんと部屋になります。
ここは夏
欄間の透かし彫りが川に花が流れている感じの彫で、繊細で本当に綺麗でした
障子に映るのがまた丸みを帯びたとでもいうか…温かな雰囲気で。
この建物の中で一番惚れ惚れしたポイントです

↑これは欄間を外から撮ったんですが…わかるかなぁ???
あと、神棚も独特。西側の窓の上全面に神棚があります。
神棚ってより、本気神社がいる感じ。八坂ですかね、あれは。
天井を高くして、広々感だけでなく風通しを良くしている部屋で、床も籐で出来ていて目に見ても涼やか
この部屋は修学院離宮を手本にしているようです。

次の間は『壱是の間』。
ここはもっとも格式の高い部屋。中への立ち入りはできません。
秋演出の部屋で、桂離宮を手本にしています。
桂離宮は1・2年前に行っているので、すぐの察しがつきましたよ
あの質素贅沢な繊細な造り。
なんかね~神経質っぽくない造りに見せかけて神経質なバランスなの。
壁の色も独特な青みがかった色だしね。
この部屋は畳をあげれば能舞台にもなる造り。面白がってではなく、ちゃんと利用するためのものなので、反響音効果の工夫もされています
これぞ贅ある発想ですよね~
それと畳の目にも注目とんでもなく細かい通常の畳の倍だそうです。

最後は『霞月の間』。
冬を演出した部屋で、なんか土の温かみを感じる色合いの部屋。
ここには違い棚があって、これは大徳寺玉林院の小堀遠州の棚を真似たものだとか。
ちょっとシャレた贅沢な建物に違い棚ってあるイメージがありますねぇ
ここの廊下がすごいんです。
通常の床板のように細い板を並べた造りと見せかけて、仙台松の1枚板に、わざと縦線を彫って床にしているの。
すごすぎる
これ、従業員の方に言われなかったら見落としていたと思うよ…
それくらい精巧なの

その後は庭を歩いて奥へ。
庭もすごいんです
石畳とか、わざといろんな石使っているの。その種類がすごい
そしてコケ。簡単に生息しないコケがあったりするんですよ、ここ。

一瞬ただ茂っているようにしか見えない場所でも、じっくり見ているとそうじゃないのがわかります。自然荒廃を演出しているの?みたいな。

  
一番奥にある不老庵。
ここから川が一望できます。
景色はもちろん、屋根の曲線美が綺麗で
この建物は川につきだした造りなんです。

高さわかる??感覚では清水の舞台みたいな感じ。
しかも、自然に生えている槇の木を使った『捨て木』を軸に建てられているんです。

この柱わかります?枝ものびていて、この枝、部屋の窓から外の景色のひとつとして見えるの
外出て、これかよなりました

この庭は本当にすごかったです
たぶん何回行っても新しい発見するんだろうな思います。
ここはぜひ大洲に行ったら寄ってほしいですね~
質素っぽいのに想像を超えまくる贅沢さ日本人の感性が研ぎ澄まされたお庭でした

大洲城

2010年09月13日 | 日記
名城百選、次なる城を目指して大洲へ

大洲城の天守は、明治時代に老朽化により取り壊しされてしまいましたが(せっかく廃城免れたんですけどね)、大洲藩作事棟梁の家に残っていた天守模型や明治時代に撮影された写真などを基に、復元されたお城です。

まずは表側から(…て表現でいいのかな?市民会館横からです)坂を上がってくると、見えてきました大洲城
 
いいねぇいいねぇ


天守入口のあたりからの全体図。
左右の櫓は、解体修理を行ってはいますが、復元された天守とは違い、一応江戸時代から残っている建物です
外見からでは、天守と同じに綺麗にされているので、違いがわからないですが、中にはいると、使われている資材がまったく違うので(もう色からしてね)すぐにわかりますよ。


これは高欄櫓の屋根の骨組。
綺麗なアーチです

そしてこれが天守の中。

復元ならではなんだけど、もの凄い新築の家っぽい色でしょ?

でも、中の出来は素晴らしいです
復元って言っても、中までは完璧な再現していないものですが、ここは違う。
容赦なく忠実に復元されてるの。
だから真新しいくせに、ちゃんと階段が急だったりしちゃうんですよ。
上の階に行きづらかったりしちゃうんですよ。
あの徹底はすごい

中の展示も、他の再建城とかは、城の歴史は当たり前として、地域の博物館的要素があるんのに、ここはそういうのがないです。
現存天守みたいなノリ。
1階はさすがに展示ありますが、それも築城のジオラマだったり、屋根の復元の模型だったり、ちょっと他とは違う。


なんだか大工さんの技術を改めて感心しちゃいましたよ。
昔の技術の再現って大変なのに、あの忠実さはすごいwww

いや~なんかいつもと違う感心をつくづくさせられたお城でした

最後に肱川はさんで、緑地公園からの大洲城。

しかし3棟が見えるように撮影はできなかった…残念



内子の町

2010年09月12日 | 日記
内子に行ってきました。

ここで一番有名なのはなんと言っても内子座

大正天皇の即位のお祝いで建てられた木造の芝居小屋です
戦後、映画館化した時期もありがましたが、昭和60年に元の姿に戻され、現在の状態に。
今でももちろん舞台に使用されていますが、舞台中でなければ見学可能です。
入口の雰囲気とか、もう“時代”が出ていてトキメキます
ノボリが歌舞伎座みたいなんだもん

中は隅々まで見学可能

2階席から眺める感じもまた味がありますね
席は現在のように椅子があるわけじゃなく、桝席の名前の通り、桝に区切られているだけ。
2階も木の長椅子だし。

舞台ももちろんあがれます
回転舞台の確認もできるし、裏もまわれるんですよ

そして

奈落にだって入れます

奈落は、舞台の回転を人力でしていた地下の場所になりますが、では暗くてちゃんと撮れなかったので入口だけ
奥の方にちょっと柱が見えますが、あれは装置のひとつになります。
他のところでも見たことはありますが、もう利用されているところではなかったので、なんだかここには生々しさがありました

入口にはあの方のサイン色紙が

井上ひさしさんですよ
他にも何人もの著名人のサインありましたが、やっぱり今年は…ね、井上さんが気になっちゃう

ここはなかなか興味深い感じで私は楽しかったです
舞台好きな人は楽しめるはず。


ちなみに入場券を3館セット券で買ったので、他のを見るために内子の町をブラリ見学。

まずは『商いと暮らしの博物館』。

明治からある薬商「佐野薬局」の建物です。
裕福な内子の家でございます。(ちなみに内子自体が、昔、裕福だった町なの)
いきなり入口から、薬売りしているお店の状態を人形を置いて再現しています。
なんか、人形が(しかもしゃべる)あったからか、社会科見学気分満載でちょっぴり笑えてしまいました

これは家族の食事の風景。
白米食ってるよ金持ち~
しかしおかずは現代から考えたら質素ですよ。漬物がメインにあるくらいだからね
そして写っていませんが、実はこの奥に台所があって、女中が愚痴言ってます。
館内こんなのばっか(笑)

その後は町をぶらりしながら次に移動。

本当は重要文化財の建物がいくつかあるんですけどね…
なぜか工事中…
本芳我家の倉庫しか見れなかったよ…
これも彫刻すごいんですけどね、すごいからこそ他も見たかったわ

んで上芳我家の木蝋資料館へ。
…ここだって本当は重文の家が見れたはずだったのに

とりあえず資料館へ。
内子は木蝋で有名になった町。しかも世界規模。だからこそ裕福だったんです
ここは木蝋の生産の流れを模型を使いながら説明する形になっていて、これまた社会科見学っぽい(笑)
でも、なんとなく、内子って町を理解するのにはイイ勉強になりましたね。
お時間あれば寄ってみてもよいかと。

最後に高橋家へ。
…はじめて知りました。アサヒの創業者が内子の方だったなんて
どうりで、どこもかしこも看板がスーパードライなわけだよ

そんなわけで、待つ間、御飯しながらスーパードライしときましたよ(笑)
ビバ高橋様。美味しいをありがとうかんぱ~い

松山満喫★列車に乗ってどこまでも~

2010年09月08日 | 日記
松山と言えば、『坊ちゃん』は忘れちゃならねぇってなもんで

やっておきましたよ坊ちゃん列車に乗って道後温泉へGO


坊ちゃん列車は松山市駅⇔道後温泉駅が基本です。1時間に1本くらいかな?
JR松山駅止まるのは、日に2~3本しかないのでお気をつけて
まぁ普通の路面電車はバンバン走ってますので、乗り継げばいいだけですけどね

坊ちゃん列車は、松山城セット券買うと、1回乗車券がついてきます
もちろん路面に追加料金で乗れますけどね。

中は…ぶっちゃけ、乗り心地なら普通の路面のがいいです
ただ、味が違う旅情気分全開
椅子は、子規堂にあった初期同様、本当に木の椅子です。
なわけでもちろん固いそして狭くて、席もお見合い電車作り。
車掌さんが、定期的にガイドをしてくれるのが良かったですね~
男の人ですが、バスガイドさん的な感じで

始発・終点駅では、坊ちゃん列車の向き変更作業やが見れます
これは、車掌さんたちが地味に手押しでやるという、なんとも古典的な作業が見れてトキメキます(笑)
そして、道後温泉駅では給油とかの整備作業があるため、車両の展示時間がああるんです
しかもこれは駅バックに列車が撮れる

駅も渋くて素敵なので、かなりおススメな光景です。

そして、ちょうど時間があうかのように、道後温泉名物の仕掛け時計が動きます
  
いろんな扉が開いて、かなり細かい作りで楽しめます
ショーは5分くらいかな?
時計に高さがあるので、メイン3段、トップ1段の人形ショーが見れますよ
これは細かく見てるとかなり楽しめますよ

その後は道後温泉へ

これが噂の道後温泉本館情緒すごい

しかし夕方に行ったから、混みまくってました
近くのホテル宿泊組が宴会前にきてたみたい
おかげで2~3階の休憩仕様は入れず
そんなわけで1階入浴チケットと、又新殿観覧チケット購入して入館しました。
貸切部屋取れればそのまま観覧できたのに…

ちなみに又新殿は、皇室専用の浴室です。
昭和天皇が使って以来使われていないそうで、50年?使われていないそうです。
作りはやっぱり豪華
休憩室は2階で、お風呂は1階にある作りです。お風呂から離れているからか、休憩室は遠慮もない豪華さ全開でした。
休憩室はもとより、お風呂も御影石だしね。
おおざっぱに言えば、プール入る前に浸かる消毒プール、あんな形のお風呂です
“浸かる”お風呂ではなく、かけ流しするお風呂とのこと。
たっぷりお湯ためてあるけど、お供の人が湯とぎするスタイルみたい。

坊ちゃん部屋は、ランク関係なしに、温泉客は入れます

角部屋で見晴もよく、なんだか落ち着ける部屋でしたね~

神の湯に入りましたが、お湯の温度はだいぶ高かったです
比較的熱い風呂好きな私でも、なかなかな温度
見知らぬ子供が何人も足つけては騒いでいましたから
地元の人に聞いたら、「今日は熱い」言ってたから、日頃はもっと入りやすい温度だと思います
温室は良かったですけどねお肌に染み込む感じ

次回はぜひ、個室借りて入りたいゆったりしたい
お手軽リッチ、いつかいくぞ~

悲劇の場所、周辺

2010年09月07日 | 日記
松山城の後は、さびしい意味で話題となった萬翠荘へ。

なんでって?

一緒にあった愚陀佛庵が大雨の土砂崩れでちょっと前に壊れてしまったからさ

ちなみに愚陀佛庵は夏目漱石と正岡子規が一か月半くらい一緒に住んでたって建物の再建物だったんですよ
入口にのぼり旗だけあったのは切なかったなぁ…

まぁそんなわけで愚陀佛は仕方ないとして、萬翠荘に行ってきました

大正ロマン
そして気持ちは神戸(笑)

ここは旧松山藩主の久松伯爵が建てた別荘。
昭和天皇が皇太子時代から、気に入った松山に寄る度に立ち寄っていたとか…。

本当にオシャレでしたね~
フランス洋館ってこともあって、冗談抜きに神戸っぽい

ステンドグラスもハワイからお取り寄せした物だそうです
この階段、結婚式場っぽいもん。
大げさに言えば、ちょっぴりタイタニックの舞踏会の階段なイメージ(笑)

シャンデリアも豪華だわ、壁に直接描かれた絵も八木彩霞画伯だわ…
そりゃ貴族も集まったわけだよ。ゴージャスだよ。異国だよ。ビック感ですぎだよ。
久松家、おさすがです

ちなみに八木彩霞とは、森永ミルクキャラメルのパッケージされた方、あの黄色い箱ですよ

あと、ここから萬陀佛庵が“あった”場所が見えたんですが…
まだ壊したりならしたりの工事中だったんですけど、無残としか言い様がなかったです
あの場所では無理かもですが、ぜひまた再建してほしいですね


同敷地内にある、『坂の上の雲ミュージアム』にも行ってきました。

まぁ基本が小説なので、ぶっちゃけそんなに“遊べる”とこではありませんが、小説を簡単に理解したい人にはいいかも。
パネルを使って展示されているのは当然ですが、しつこくない説明が、見ている側に苦痛を与えない感じが良かったですね
小説ベースのところって、わりとマニアックな解説が長々しかったりして、ハマってから来たって人じゃないと、面倒になるとこってありません??
解説したくなる気持ちはわかるんですけどね、初心者向きじゃないっていうか…

その点が、館も広くて最終的にはがっつりなのに、ひとつひとつはあっさり説明なところが良かった気がします
まぁせっかく3年間大河の間やるんだから、NHKがやる大河のミュージアムのような初心者や興味なかった人も楽しめるような“遊び”をもう少し加えてもいいのでは?な気もしました。
…ま、やりようが難しいとは思いますけど

いっそ、海軍衣装着て秋本兄弟のパネルと写真とか??
子規と一緒に日本初ベースボールしちゃうとか?
いっそ愚陀佛庵の俳句会に参加してる合成写真とか??

…冗談ですが、まぁそんな遊びも入口とかでやるにはいいんじゃないですかねぇ。なんて思ってみたり

とりあえず、行ってから、ちゃんと小説読みたくなりました。
司馬さんの小説は、実は読んでいるの少ないんだよね~
また移動三昧な中で読んでいきたいと思います

二ノ丸史跡庭園

2010年09月05日 | 日記
松山城に行ったので、二ノ丸庭園も寄ってみました。
しかし、ここってそんなに皆さんいかない???

工事中ってのもあるんだろうけど、やけにすいていて、無駄にドキドキしました


ここは二ノ丸跡といっても、中は別に建物の復元とかがされているわけではなく、間取りを表現してあるだけです。


↑これは庭園の中の高台にある勝山亭から。

数か所作られた庭を眺めながらのんびりするにはいいですけどね~


庭の真ん中には、大井戸の遺構が。
こえは本当にでかい。
防火用水が供えられた井戸らしいですが、ちょっとしたプールばりですよ

他には、庭園の隅にですが、二代藩主の蒲生忠知公が妊婦の腹を夜な夜な裂いたといわれるまな板石がありました。

跡継ぎが生まれず、精神的に追い詰められていった忠知公は、城から町を眺めては、妊婦を見つけると、その妊婦を石にしばりつけ、そのおなかを裂いて赤ちゃんを取出し、母子共に殺してしまっていたとか…
そのため、恨みがこもったその石からは、夜な夜な女の叫び声?泣き声?がしたとか。
跡継ぎができないとお家断絶って時代ですからね…
しかも忠知自身も、当主であった兄が跡継ぎを作る前に亡くなりお家断絶となるところを、母親が家康の娘ということで、所領を半分以下にされながらも幕府から特別に助けを受け、弟でありながらが藩主になった経由があります。
このまな板石話、事実なのかはわかりませんが、それくらい精神やられちゃうこともありえるような気はします

忠知公による治世は良好だったらしいのですが、幕府の世話になるほどの家臣団のいざこざが起きたり、この伝説のように跡継ぎに恵まれなかったりと、苦労を重ねた上に、参勤交代の道中で急死…7年しか藩主をしていません。
過労死なんでしょうね
これで跡継ぎがいない近江蒲生は、結局お家断絶となってしまいます。
せつなすぎる話だ

まぁ松山城の下、県庁の隣にありますので、もし気になるのでしたら松山城見学ついでに足をのばしてみてはいかがでしょうか?

『叔母との旅』

2010年09月04日 | 日記
シスカンパニーの『叔母との旅』観に行ってきました

私の要チェックポイント段田さんだし

4人舞台ってのもあって、いや~濃いかった(笑)
主人公の役は4人が代わり番こにやるという独特な演出の作品で、他の役は固定で1人1人が何役もやっていました。

母親の葬儀で会った、母の妹である“ちょっと変わった”叔母さん。
まったく会っていなかった叔母は、話はあけすけな下ネタ全開。嘘か本当かわからない凄い世界の話ばかり。老婆なのに若い愛人はいるわ、金遣いは荒いわ、旅行ばかりしてるわ…(…私も“理想”になってしまうぐらい自由で経済力があるおばさんです
その叔母と関わっていく内に、自分が今まで知らなかった新しい世界に目覚めてきちゃって、動揺していく主人公。
そして叔母さんと母たちが、なぜ連絡を取っていなかったか…真実を知ってさらに加速する世界観。
主人公はどこに“自分”を求めるのか

…な、内容なんですが。

とりあえず、4人とも芸達者すぎる。
なんか、めっさ濃いんですよ

そして面白すぎる

これはね~
舞台通う人のがわかりやすいかもですが。
あきらかに、凄い演技派揃いの“わりに”、『地味』なんですよ。
…ま、逆に“だから”なのか?(^。^;)
代わりに、舞台好きにはめっさめさ『濃い』です(笑)

ちょこちょこ、小芝居が笑える。
浅野さん(思っていたよりでかい人でしたが…)が『背が高い人』やった時の、背伸びしたバレリーナ歩き、死ぬほど笑いました
他にもいくつも吹きだしポイントありましたよ

本当に純粋に色々な意味含めて面白かったです
やっぱり段田さんが出てる舞台は私にはやたらな当たりになるなぁ

また次の舞台のチラシがなかなかトキメく感じだったから、頑張ってゲットしよっと

松山城

2010年09月02日 | 日記
愛媛と言えばやっぱり松山城はハズせないでしょう
現存天守
三大山城
当然、名城百選

もちろん行きましたよ

セット券購入したので、登城用のロープウェイ乗り場へ。

どこに行っても、松山は現在『坂の上の雲』ですなぁ(笑)

ロープウェイとリフト、どちらか選べたので、天気も良かったしリフトに乗ってみました

なんか、お雛さんみたいなのが乗っている椅子がありましたよ

いざ、お城へ

松山城は、加藤蒲生松平と藩主が変わっていったお城です。
そんなわけで、門の入口にも天下の葵の御紋が


そして
来ました来ました松山城
入口には、お人形の侍が。
たぶん初代藩主の加藤嘉明公だろうけど…サイズは子供です(笑)


松山城は連立式の平山城なので、お城の姿が密度が高いんですよね~
ちなみに連立式とは、櫓とかが、渡り廊下で繋がっている作り。姫路城も同じく連立式です
現在三重になっている天守は、創建当初は五重だったらしいですが、まぁお山の上ですからね…地盤面だったり雷の危険だったり、お江戸を気にしての遠慮だったり…と三重にしたのは様々な説があります。
個人的には、雷な気も…それに地盤って気しますね。
避雷針とかあるわけじゃないから、山城天守は雷の恰好の餌食ですからねぇ


天守から見た本丸広場。

松山市内。

天守の上からの景色はやっぱり見事
さすがは山城

城の中には、昔の大工さんの落書きだろう、板に書かれた侍?の似顔絵があったり。(昔は見えないところにあったようですが、改修作業により発見されたため、現在は表に出ています)
筆でサラリと書いた感じですが、かなり上手。
職人さんって、絵心もあるのかねぇ~

立派なお城でしたよ
平山だからかな?高さがないのでわりとこじんまりした感じがありましたが、形も独特さがあるし、そもそも敷地があの広さを山の上に築いているのが凄い
なんというか…横幅が広いんですよ、城自体。
見晴ぶりも凄い。市内も本気で一望ですからね

いや~なんつうか…が近く感じるお城でした
良いお城だった