薬師寺の、白鳳伽藍と少し離れた(‥と言っても徒歩3分?くらい)にある玄装三蔵伽藍、今年は遷都1300年記念で1年間公開中
もちろん、私、初見です
一応毎年定期公開やってるんだけどね、時期的に行ったことなかったので
玄装塔です
建物の形が本当に綺麗
ここには法相宗の始祖である玄装三蔵のご頂骨が納められています。
玄装三蔵は、皆様ご存知
『西遊記』の三蔵法師のモデルさん。
“三蔵法師”て本当は経・律・論のお釈迦様の教えを究めた僧全般に使われた名らしいんですが、そんな三蔵法師の中で、もっとも徳が高くて有名なのが玄装三蔵ってことで、今では三蔵法師と言えば玄装のことになっているんだそうです。
ここにはこの玄装塔だけではなく大唐西域壁画殿があります
そう
かの有名な平山郁夫氏が30年かけて完成させたって言う壁画が
めさめさ素晴らしかったです
もう入った瞬間、「うわ~
」なりました
この絵は、玄装三蔵の天竺にへ向かう道すがらの景色を、朝昼晩という1日の時間にして描かれています。
天井にはラピスの青で夜空に。
朝の側には太陽を金で、夜の方は銀で月が描かれていました。
床もちゃんとモチーフに沿ってオアシスを演出してあったり。
昼の景色になるヒマラヤ山脈の図は三尊をイメージして3つの山が。
これまた、ヒマラヤの雪山に対して、何の曇りもない吸い込まれるような青空が力強く迫ってきてる感じ。
個人的には朝の部分になる高昌故城の遺跡の絵がもう本当に素敵で
ずっと見ててもまったく見飽きませんよ
シルクロードってこともあって「壮大なロマンが‥」とかよく言われますが、まさにその言葉が当てはまると思います。本当に壮大。
平山郁夫氏の絵はいくつかみたことありましたが、過去最高に素晴らしいと思いましたね。
なんだろう‥なんというか、こっちに訴えるもののレベルが違う。
別に考えさせられるとかそういうんじゃなくて、絵が発する力が凄いんです。
何かがワーっと押し寄せてくる感じ。
説明してくれた方が、「絵が仏様」言ってましたが、本当にそうだと思います。
これは本当に見れて良かった
平山郁夫美術館にもぜひ行ってみたい
今度予定組んで行ってみるぞ