きのうのお煎餅屋のお客さん。50代のご夫婦。
ご進物用のお買い物をされて、ご主人が会計。荷物を持つのもご主人様。
「お父さんがお優しくて良いですね!」
すると思いがけず、
「お祖母ちゃんを施設に預けてきたから…」
「預けてきたから、やっこい気持にもなれたかな…」
「あらー。それは大変でしたねー」
「おばちゃんは、90なんだよ。長男なのになんで最後まで見てやれなかったかなー?とも思うんだけど…」
「昔だったら、預けるなんてとんでもなかった…」
ご夫婦は一生懸命話された。今日は預けた帰り道なのかしら?
私はもう涙が出ちゃって、困ってしまい、新聞記事を引きあいに出して、話した。
写真の上でクリックしてください。拡大します。
自分たちの生活がめちゃくちゃになってしまっては、これまでの良い思い出も失くしてしまう。
専門家に助けてもらって自分に余裕ができれば、また優しい気持ちで過ごせるようになるのかな?
お煎餅屋の会話で、こんな深い話をしています。
以前女の方1人が、やはり高齢のおばあちゃんを、嫁の立場で見ている方。その方はおばあちゃん本人に対する介護の苦労に加えて、周りの人たちへの気苦労に疲れていました。
お煎餅屋に勤めて7年目です。
良く来ていた方がだんだん年老いていく様子を見ています。
自動車の運転を忘れてしまい、バックできなくなったおじいちゃん。 心配してたら、亡くなった話。 交通事故ではなくて、良かったと…。
一万円分お煎餅を買い、家へ届けて欲しいと。 配達したら家の人がビックリ! 徘徊だったのです。
私が世の中を知るお店番です。