雲海に浮かぶ阿蘇五岳を眺めながら、くじゅうの山へと向かいます。
前夜に熊本市内で忘年会があり、宿泊先から向かったのですが、予定より1時間遅れの出発になりました。
やまなみハイウェイを走りながら見える、くじゅうの山々には薄らと積雪が見えました。
・・・で、牧ノ戸峠から出発です!!
登山口に入ってからすぐのコンクリート道が朝日に照らされて光っているでしょ!!
これからの季節、この最初のコンクリート道・・・
バリバリのカッチカチです。
牧ノ戸峠からのスタートすると毎回のことですが、最初のこのコンクリート道が一番キツイです。
ただでさえキツイのに、ズルズル状態・・・
これから先の季節ははアイゼンを装着するのが無難でしょうね。
バリバリに凍った坂と階段を慎重に慎重に登り・・・
沓掛山(1503m)山頂です!!
天候を心配していたのですが、この時点では最高の天気でした。
薄らと雪化粧した三俣山!!
遠くには由布岳の姿もハッキリと見えています!!
そしてこれから歩むコースも・・・
コース上には白い雪が道案内してくれているかのように・・・
新雪のフカフカの雪がコース上に積もっています。
今シーズン初めての雪にテンションが上がらないはずがなく、雪を踏みしめながら進んでいきます。
新雪を踏みしめる足の裏から伝わる感覚と音はなんとも言えませんね~幾つになっても。
標高が高くになるにつれて、雪の深さも増してきます。
残念ながら、期待していた樹氷はこの日は目にするこはできませんでした。
そして、写真に写るミカンかごを背負った方がいらっしゃいました!
普通の登山者ではないなぁ~とは思っていたのですが、後でミカンかごの意味がわかる事になります。
扇ヶ鼻への分岐地点まで来ると・・・
益々、積雪も多くなってくるのですが、ここへ来て上空の様子が変わってきました。
星生山の山頂は完全にガスの中になってしまいました。
雪に覆われた西千里ヶ浜を歩く時は気持ち良かったですね~
本来ならば、正面に久住山のカッコイイ姿が見えるはずなのですが、左側に星生が微かに見えるのがやっとの状態です。
避難小屋前の広場も真っ白です!! あたりはガスって真っ白になって来てますが・・・
避難小屋で少し休もうと思い、避難小屋にお邪魔すると・・・
先程見かけたミカンかごを背負った方がいらっしゃいました。
で、ミカンかごの秘密がわかりました!!
避難小屋の隣にあるトイレを閉鎖しに登ってこられたそうです。
冬季の間は配管が凍って破裂するのを防ぐために、近年は閉鎖されるそうです。
そう言えば、冬は使用出来ませんでしたね。。。
避難小屋で雑談していると、外からヘリコプターの音が近くで聞こえてきます。
しばらく旋回して、赤川~扇ヶ鼻への登山コース上付近でホバリングしていました。
怪我でもされた方が出たのでしょうか!?けっこう急坂な所があるコースですからね~
そうこうしていると、益々ガスが濃くり視界もどんどん悪くなってきます。
避難小屋を後にして、とりあえず御池まで行くことにします。
御池に向かう途中、北千里ヶ浜の様子です!! 三俣山の頂上はまったく見えません。
久住分かれに着くころには、益々視界がなくなってきました。
そして、着きました!!
・・・って、どこに??? って感じでしょ。
真っ白な状態ですが、御池に到着です。
池の水面は完全に氷っています。そして、氷った池の上に雪が積もっています!!
氷の厚さがどれくらいかはわかりませんが、先に来られた方たちの足跡が池の中央まで残っています。
池の中央付近には、デッカイ雪だるまが・・・
もう少し近くで写真を撮ろうと思い池の上を歩きだすと・・・
ミシミシミシ・・・って氷のきしむ音が。
ヤバい!ヤバい!と独り言を言いながら引き返し、よ~くあたりを見ると・・・
氷ってはいますが、まだまだ薄~~~い所も。
危ない危ない・・・調子に乗ってこんな所に乗ったらと思うと・・・完全にビビりました。
っと、少しテンションが落ちているタイミングで一段とガスが濃くなり、天候が崩れ雨でも降り出しそうな雰囲気になってきました。
天候次第では中岳まで登ろうと思っていたのですが、樹氷も見れそうにないし、強風も吹いているし、
今回はここで引き返すことにしました!!
いったん避難小屋まで戻り、小屋の中で昼食を食べ帰ります。
ここは西千里ヶ浜だったかな!?帰りはずっとこんな感じでした。
白い雪に白いガス・・・
強風で静まってはいませんが、孤独です。。。しかし、その孤独も不思議と心地く・・・
途中では・・・
性格の良さそうな雪だるまが、癒してくれました。
標高が低くなってくると、
予想通り、コース上はグチャグチャ状態でした。
これがなけりゃ~良いんですけどね~
朝はガッチガチに凍っていたコンクリート道は完全に溶けていました。
ここへ来て、雨が急に降りだしてきました。
で、ここからダッシュです!!
登りもキツイですが、下りも足にきます・・・コンクリート道。
・・・で、登山口に着いた頃には雨も本降りになりました。
ギリギリセーフです!!
今回歩いたコースはこちら・・・
(クリックで拡大できます。)
九州の平地では、なかなか味わうことが出来ない銀世界を楽しむ事が出来ました。