昨日の続きになります。。。
現実を突きつけられた案内板をあとにして、
長男の足取りは少々重くなった感がありますが、一歩一歩前に進んでいきます。
尾根道のゆるやかなアップダウンを繰り返しながら進みます。
巨木が風に揺られて、きしむ音・・・鳥のさえずり・・・遠くの方からは鹿の鳴き声など、いろいろな音で楽しませてくれます。
アセビがコースのアクセント的役割をはたしています。
歩みます。。。
標高が高くなるにつれて、木も大きくなってきました。。。
立派な『さるのこしかけ』も見かけました。
腰掛けるには、ホント丁度いいぐらいの感じです。。。が、
そういう訳にはいかないので・・・
倒れている木もデカイです!!
この隙間を通り抜けるのに四苦八苦してました。
歩みます。
歩みます。
ブナの木の群生地になりました。
様々な大きさのブナの木・・・迫力あります。
ブナの森の中に、『バイケイソウ』の群生も・・・
バイケイソウの群生の中を進んで行きます。なんとも言えない気持ち良いコースです。
ブナとバイケイソウの群生地を抜けてしばらくすると・・・
『頂上まで5分』の標識がありました。もうすぐです・・・
デカイ岩を抱え込んだ木の根・・・こうなるまでに、どのくらいの月日が経っているんでしょうね~
いや~スゴイ!!
そして、いよいよ・・・
『国見岳』 (1739m)頂上です!!
頂上からの眺めは360°の大パノラマ・・・なのですが、この日は煙霧の影響で霞み、遠くに方までは見えませんでした。残念・・・
っとは言っても、頂上は凄く気持ち良く・・・
寝ますよね~
どうも近頃うちの嫁さん、、、山頂での昼寝が癖になってきているようです。。。そのうち落ちるな…
頂上で昼食を食べ、しばらくマッタリして下山です。
下山は途中まで往路を戻ります。
歩みます。
歩みます。
下りは登る時とは目線が違い、また違う風景が目に飛び込んできます。
途中の分岐地点まで戻ると、旧登山口の方へ下山することにしました。
するとこれが大失敗でした。
コースの荒れて、植林地帯の杉は伐採され、倒された杉でコースがはっきりしません。
少し迷いながらも、ぼんやりとした踏み跡をなんとか辿り下ってきました。
でも、この荒れた旧コースのおかげで少し嬉しい光景を目にする事も出来たんです。
荒れた場所や急勾配を下る時に、嫁さんに「そこに掴まって。」とか「こっちを通ったらよかバイ。」とか
お母さんを気遣う場面が・・・それまでには無かった行動を見る事が出来ました!!
チョッとですが、山が長男を成長させてくれたようです。
そして、なんとか旧登山口に出てくることが出来ました。
旧登山口に出た後は、新緑の中を出発地点まで戻ります。
途中、山の谷を流れる清流で顔を洗うと、これが気持ちのイイ事・イイ事!! 疲れが吹っ飛びましたね~
熊本県・最高峰の山『国見岳』・・・イイ思い出が出来ました!!!