旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

海の中の山。

2009-01-21 18:08:44 | 最南端
僕がどうも苦手なのは予定をたてること。
●月●日に●●で。
どうも苦手だから「何してる?んじゃ今から行くよ。」の方が好きだ。
昨日の夜、明日は髪の毛切りに行こう!と思ってたけど起きてから気が変わって、
最南端の設置して頂けそうな店を探しに行くことにした。

今年からサーフィンを始めたいなと思っているのでサーフショップへ。

塩で全身を洗うと体も髪の毛も絶好調になる。
海からやってきて海に返っていくものそれが「魂」Soulと
ゲルマン人が考えたように人と海って切り離して考える事ができない。
塩で体を洗うのが体にいいのも納得だ。
でもサーフィンをする人はそれを海に触れることで頭じゃなくて感覚で知ってるんだな。
早い現代のリズムのなかで火を見て自然のリズム、人の本来持つリズムを
取り戻そうとキャンドルをつくっている「ほのま」さん。
サーフィンをしている人は海に入ってそれを取り戻しているだけで、
山を北から登るのか東から登るのかの違いがあっても、大きな違いなんて
ないんだな。
みんな向かっている先は同じなわけ。

一軒目、凄くおしゃれなBROSさんという店に行かせて頂いた。
そのお店にはボクサーという犬がいる。
犬は前足、後ろ足というのでボクサーなのにパンチができない面白い名前の犬だ。
店の中にはグアテマラの雑貨を思わせる小物が置いてあった。
日本がもっと色にあふれる国になればいいのだけれど。

二軒目、OCEAN BLVDというお店。
メキシコで行ったプエルト・エスコンディードという隠れた港?という名の小さな
街の話で少し盛り上がった。
店長さんに毎月第一日曜に海のゴミ拾いをやっていることを教えていただいて
今度参加させてもらうことにした。
海をキレイにするってきっと楽しいぞ!

海について色々と考える事がある。
アメリカでアラスカのアンドレイに会ったとき日本のゴミがアラスカに流れてくるんだと言われたことがあった。
世界は海で繋がっているんだな。
グランドキャニオンの底に水を大切にするハバスパイ族に会った。
胸にハバスパイと刺青をした方に「なぜ水を大切にするのか?」と聞いたことがあった。
彼は「水を汚せばその水は必ず自分のところに返ってくる。」と言っていた。
(NEXTというニコラスケイジ主演の映画にハバスパイ族が少し出てくるけど
 谷の頂上から、画面が切り替わるといきなり滝が現れるのは、さすが
 映画だなと思う。最速でも谷の上から滝まで4時間はかかるんだぞ!)
相良の海で確かカキの養殖をしている方が海をキレイにしたいといって
森に木を植えた人達がいる。
そう、海をキレイにする為には海だけキレイにしてもどうにもならない
ところが確かにある。
それは山も同じ。
街も畑も全て同じ。
全てが繋がっているのだから山の中にも海があるんだ。

大切なのは海の人、山の人が1つの問題を一緒になって考えることではないでしょうか。
人と人とが「繋がる」ことが、いま、一番大切なのではないのでしょうかね?

ちなみに最南端は多くの角度から1つの山を登ろうと思っているので
色んな方に読んでいただきたいと思います。

海のゴミを拾うことが無駄だと言っているのでは一切ないことを理解していただきたいと思います。
そうではなくて、「もっと」海をキレイにする為にはどうすればいいのか?
問題の根っ子の部分です。
海と山が繋がっているのに海の人、山の人が繋がらなければ問題は解決しないでしょうし。
もし、キレイな海を残していきたいと思うのだったら人と人とが繋がらなくては
と僕は思います。

さて、明日は古着屋に話をしに行ってみようと思う。
あくまで予定では・・・。

まだまだ話をしたい。

2009-01-21 00:44:53 | 7 Generations walk.
昨日の「ほのま」さんへ再び行き本を3冊渡してきた。
僕は本を渡して去るはずだったのだけれど、なんと、そこから店を
閉めてイベントをやる予定の会場へと一緒に話をしに行くことになった。
ゆるゆるのお店。
吉田公園を管理している「NPOしずかちゃん」は僕らの企画するイベントを
受け入れてくれそうで非常に嬉しかった。
あとは紙を提出すれば大丈夫そうだ。
まあ悪いことするわけじゃないんだしね。

それからまた店に戻り話こんでいると凄く面白い事を話してくれたので
「フリーペーパーに書いてみませんか?」
と気がついたら言っていた。
プレッシャーを与えるつもりはないけど、いいものを書いてくれそうだ。

眠くて8時ごろには帰るつもりだったのが気が付いたら夜の11時。
結局、8時間も一緒にいた。
あっというまだった。
3人の小さな輪ができていた気がする。

楽しい時間は過ぎるのが本当に早い。
まだまだ、話たりないな。

よし、今度は寝袋と食事を持っていこう!
徹夜だ。