旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

48時間断食。

2009-01-29 03:25:38 | 物語
何とか断食を終えて今はモリモリ食べている。

食べることが作業のようになっていることを感じて初めて食べることから離れてみた48時間。

1日目の夜は本当に辛くて家族が晩御飯を食べているのを見て、ずっと
チキショーと言っていた。
食べることはしないが、飲み物は飲む。
わけもなく台所のテーブルを何周もまわっていてコーンポタージュを発見してしまった時が一番辛かった。
「お前は食べ物なのか、飲み物なのか、どっちなんだ!!」
断食で一番考えさせられたのは、もしかしたらこれかも知れない。
何とも、おかしな存在よ。

48時間がたって、おかゆを食べると食べ物のありがたさと、食べ物の持つ
ちからが痛いほど体でわかった。
それに、「塩ってこんなにうまいのか!」とはじめて思った。

食べることに慣れて、食べることに僕はマヒしていた事に気がついた。
食べるって事がいつの間にかわからなくなっていた。
慣れることとマヒすることは全く意味が違うんだな。
だから、そのものから離れてみると自分がどういう状態だったのかが
よくわかる。
僕はいつも感謝して食べていたいから定期的に断食をしようと思う。
食べるって楽しいぞ!