旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

道なきみちを進む

2010-12-02 21:13:17 | 静岡
兄貴が植木屋をやっていて毎日のように手伝いに行っている。
土日も働き7日間、休みも無かった。

今日の現場は小さな会社だった。
でも、僕にとってただの会社ではない。

まだ僕が中学の頃。
いい子も悪い子もみんなこの会社の敷地を通って通学してた。
人の敷地を当たり前のように通る。
田んぼのあぜ道とこの会社の敷地が通学路。
雨になれば道はぬかるんで制服と靴が汚れる。
それでもその道を選ぶのは単純に近いからという理由だ。

静岡空港なんてものができてしまって、今までなかった場所に道ができて、
今まであった道が消えていった。

仕事の休憩中にむかし通った道を見てみると僕らが通った道はなくなっていた。

西日が差し始めたころ雨が降り始めた。
こんなときは虹が出る。
やっぱり東の空に虹がかかっていた。

後ろから中学生が歩きながら近づいて来るのが見えた。

まさか!!

やっぱり当たり前の顔をして会社の敷地を通っていく中学生の姿を見て、
十年以上たつのに何も変わってないことに何だかホッとした。

アボリジニの教え

2010-12-02 20:38:02 | 編集長の本棚

『アボリジニの教え』―大地と宇宙をつなぐ精霊の知恵―
kkベストセラーズ
海 美央

アボリジニの本には今まで手を出したことはなかったけれど、ディジュリドゥを始めたので
読んでみることにした。
日本人女性がアボリジニのコミュニティで過ごす3ヶ月の体験記。

地球と共に生きる事を学びたいと思っている人がいたら、入門書としておススメ。

仕事が忙しいので今年最後の本になるだろう。
今年もあまり本が読めなかったな。