旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

ココペリが浮かんだ空

2010-12-08 19:22:03 | 素晴らしき日々
忙しくてせっかく上達してきたディジュリドゥを練習する暇がない。

僕には植木屋をやっている兄貴がいるのだが、この兄貴が不景気に独立した。
仕事が早くて丁寧で安いので仕事は順調なようだ。
この前のトークの後に『平川君の弟なんだって!』と言われたり、
しゃべり方や声、雰囲気が似ているらしい。
時々、目撃情報も入ってくる。

12月は正月前に庭をキレイにしたいという家が多くて植木屋は忙しい。
そんな訳で毎日楽しくフラフラしてる僕が手伝いに行くわけだ。

今日も朝から仕事に出かけた。
兄貴はいつも長々と時間をかけて説明してくれるのだけれど、
説明が長すぎて何を言っているのかさっぱりわからん。

僕が思うに、職人というのは腕が上がれば上がるほど頭が馬鹿になるのか、
説明が下手な気がする。
話が長ければ長いほど説明した気になっているんだ。きっと。

兄貴が何を言ってるのかわからんし、
不機嫌な彼女は100%八つ当たりしてくるし、
『世の中どうなってんのかなぁ』と、
昼休み横になって空に浮かぶ雲を眺めていた。

すると、雲が形が変化して何か見覚えがあるかたちに。

『んん?ココペリ?!』

空にココペリが浮かんでいる!

アメリカ先住民のロックアートなどに出てくる精霊だ。

写真の1

ご覧の通り縦長の笛を吹いている。
きっと、ココペリは言っている。

『ディジュリドゥを吹け!』