『まるこだった』
集英社
絵と文 さくらももこ
清水出身のということもあってなのか僕はなぜかさくらももこについて妙に詳しい。
例えば、さくらももこの家は八百屋で、漫画の中のおじいさんは、こんなおじいちゃんがいいというものを
イメージしたものを描いたもので、実際は全然違うということ。
近所の「みつや」という駄菓子屋は実在していたが、4年前くらいにおばあさんが亡くなって今は駐車場になっている。
さくらももこの息子は「ちびまるこ」を自分の母親が描いているということを知らされていない。
テレビのちびまるこちゃんの曲を歌っている知久さんは昆虫が好きな変態である。
など、どーでもいい事を僕は知っている。
『まるこだった』という本のタイトルがレイムディアーの本を思わせるが、全く関係ない。
内容もどーでもいい事ばかりで、何度も挫折しかけたが何とか読みきった。
しかし、どーでもいい内容の中にも、色んな匂いする。
きっと、馬鹿なフリをするのが好きなんだろうな。