native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

第12回住学-共存共栄の道編-

2019-12-20 22:16:53 | 建築雑談
去る12月7日に今年最後の住学が行われました。

今回の住学は、とあるリノベーションのコンペに参加した2チームがお互いに発表しあうというイカれた、違う、イカした企画。

皆さん同業他社と自分たちの手の内を見せ合うってことありますか?
同業者との交流といえば、愛想笑いだけして表面的なことだけ話して本心は言わないのが大人のルール。

そんなことしても気疲れするだけだし、第一楽しくない。

せっかくの飲み会なんだから。
↑やっぱ、そこなんだ・・・

そんな様子がおかしい会を新建新聞社さんが再び取材に来てくれました。
第4回住学以来です。

しかも今回は表紙+2面の超たっぷり2ページを割いて記事にしていただきました。

プレゼンの様子もお互いの特徴を細かく紹介していただいてます。


今ある建物をリノベーションするという、建築の中でもできることの範囲が狭いというか(狭いわけではないけど)ゼロからではなく、ベースがあるにも関わらず、お互いの設計のアプローチが違っていることがとても興味深かったです。

やっぱ、人の数だけ、いやそれ以上のアイディアがあるんですよ。
だから、誰と出会うかっていうのはとっても大事。

皆さんが要望を寸分狂いなく同じ伝え方しても、設計者それぞれは違うとらえ方をします。
住まいづくりにおいて、お互いをよく知るという事はとても大切だと改めて感じました。

また、石田さんが言ってましたが、依頼されたからといって100%だったわけではない。断った方の提案にもいいところがある場合があって、そういうの勿体ないって。

私は、普段それを感じる側の立場ではありませんが、思い返せばクルマを購入する時とかに思ったことあります。

なるほどねぇ。

っていう事で、「じゃぁ、そうする!?」ってのが住学のノリ。

コンペでは、残念ながら私たちサトウ工務店チームが負けたのですが、石田さんからの提案で一緒に進めることになりました。

っていうか、住学全体で取り組むことに。
各分野で得意な人が得意なことやるのが、お客さんにとって一番ハッピーになるって。
比べることが大事じゃなくて、共存共栄が大事なんだって。

みんな、すごい視野を持っていて、すごい先を見てるんだなぁ。

やっぱ、誰と出会うかって大事だと思います。
そして、いい出会いをするには、普段自分が何をしているか。


私なんて、朝まで一緒に飲んでくれる人との出会いしか探していなかったのに、住学に出会ってしまいました。

え、そういう事?

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