最近は体に気を使ってビールを滅多に飲まなくなったのが関係しているのか、人生で一番うまかったビールはたぶんこの1杯。(まぁ、2杯飲んだんですけど)
何年か前にアサヒビールの福島工場に行った時に飲んだ出来立てのビール。
雰囲気補正で思い込みかもしれませんが、
今でもあの1杯は美味しかったなぁと振り返ることがあります。
だって
スーパードライですよ。
ドラフトビールのド定番。
この後エクストラコールドを飲んだような気がします。
ドライとか、
コールドとか、
ドラフトとか。
ゼッタイに外せないワードです。
で、こちらはギョーカイで一番嫌われている画像
コールドドラフトを可視化したものです。
仮住いのサッシはアルミ枠のペアガラス。
床の温度が19℃に対して窓付近は14℃弱。
アルミ枠に至っては9℃弱しかありません。
というのを知ってると、この画像が
とってもさむそー。
だから樹脂サッシのトリプルガラスを使って、このコールドドラフトを少しでも少なくしたいんですけど、壁の断熱性能に比べたら気休め程度です。
新潟の窓際は寒い。
マイナスなことばかりを考えずにこれを利用しちゃえ。
一番最初に採用したのは6年前。
昨年完成したミニストック-12にも採用されました。
コールドドラフトをそのまま床下に送り込む設計。
窓際の階段にぽっかり穴が開いていますが、冷気がそのまま床下に落ちるようになっています。
その真下にはエアコンがあって、常に冷気を振りかけているような状態。
床下空間にエアコンを入れると、床下ばかりが暖まっちゃって1,2階が暖まる前に運転が止まってしまいます。
それを防止するための冷気。
夏は夏で直接日射が床下に入り込むので、床下が暖まりやすくなって、基礎の表面結露の防止にもつながります。
世に溢れている床下エアコンは正確にいうとギリギリ床上エアコン。
それが一番確実なんですけど、なんたって小さい家なのでその余裕すらないので運転効率を上げるために考えたアイディア。
とはいっても、過去物件で無理に冷気を振りかけなくても暖められることは確認済み。
私が思うに、世に出回っている技術って30坪くらいのお住まいに当てはまる技術で、ミニストックのような小さい家には当てはまらないというか、もっと簡単でいいんじゃないかと思っています。
今回もその一つで、教科書に載っているから正解ではなく、自分が設計しているのが「ナニモノ」なのかを見つめて考えたものを図面化しています。
思い込みをなくすことが小さい家の第一歩かなと考えています。
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