私が尊敬する建築家の一人である東孝光先生の「塔の家」を見てきました。
公開されているわけではないので、外観を見てきただけです。
6坪の敷地に建てられたわずか65㎡の住宅です。
家にはLDKがなければいけないとか、プライバシーがなければいけないとか、そういった固定概念を完全に打ち崩した間取り。
自由設計とかフリープランとか、LDKや個室のパズルが自由なのではなく、
本当に自由に構成された家です。(間取りなどはWEBや雑誌などで紹介されています)
東京のど真ん中にぽつんと約50年間建ち続けているこの建物を直にみた第一印象は、
あ、きれいな建物なんだな
でした。
当然50年分のヤレはありますが、メンテナンスが繰り返され、住むための手入れが行き届いており、きれいな建物だなと思いました。
家族の変化、時代の変化にフレキシブルに対応しながらも、都市型住宅という要素に対して完璧に対応していることが、この建物の一番の価値だと思います。
現代の既成概念や流行にとらわれた家はたとえ高性能であっても、この建物の寿命を超えることはないだろうなとも思いました。
とてもいい刺激を受けてきました。
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