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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

塔の家

2013-08-18 21:59:47 | 建物探訪

私が尊敬する建築家の一人である東孝光先生の「塔の家」を見てきました。

公開されているわけではないので、外観を見てきただけです。

Dscn1808
  

6坪の敷地に建てられたわずか65㎡の住宅です。

家にはLDKがなければいけないとか、プライバシーがなければいけないとか、そういった固定概念を完全に打ち崩した間取り。

自由設計とかフリープランとか、LDKや個室のパズルが自由なのではなく、

本当に自由に構成された家です。(間取りなどはWEBや雑誌などで紹介されています)

東京のど真ん中にぽつんと約50年間建ち続けているこの建物を直にみた第一印象は、

あ、きれいな建物なんだな

でした。

当然50年分のヤレはありますが、メンテナンスが繰り返され、住むための手入れが行き届いており、きれいな建物だなと思いました。

家族の変化、時代の変化にフレキシブルに対応しながらも、都市型住宅という要素に対して完璧に対応していることが、この建物の一番の価値だと思います。

現代の既成概念や流行にとらわれた家はたとえ高性能であっても、この建物の寿命を超えることはないだろうなとも思いました。

とてもいい刺激を受けてきました。


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