先週の16日(金)に住宅のゼロエネルギー化推進事業の採択が発表されました。
ネイティブディメンションズからは、施工店さん経由でミニストックを応募し、無事採択通知が届いたと施工店さんから連絡がありました。
単純に165万円の補助金ですので、お客様にとって非常にメリットのある事業ですが、設計者にとっても、ある意味国から省エネのお墨付きをもらったようなものですから、とても誇らしく思います。
というのも、3549戸の応募に対して1400戸の採択でしたので、それなりに狭き門です。
ついでを言えば、ゼロエネに挑戦したいと相談があり、計算や特徴の作りこみ方などお手伝いさせていただいた工務店さんの物件も無事採択されましたので、喜びも倍増です。
そしてミニストックに関して言えば、挑戦という意味合いも多少ありました。
元々募集要項に省エネルギー効果が高い住宅が採択の条件と記されており、それは断熱性能を高めなさいというメッセージでもありました。
ところがミニストックの特徴と言えば、断熱性能そこそこ + 間取りの工夫で建物容積を減らし = 暖房負荷がとても少ない家です。
ですから、床面積当たりの相対的な削減率で表現する応募用紙ではミニストックの特徴はあまり目立ちません。
よーく書類を見ると、一次エネルギーの消費量が極端に少ないのが分かるので、とにかくそこに注目してくださいとアピールして提出しました。
採択された1400戸のうち、ミニストックのようなアプローチで採択された住宅は一体何件あるのだろう、きっと少ないだろうと思います。
変な発想だなと我ながら思いますが、建築士として一つしるしを残せたような気分になりました。
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