土地を新しく購入する際、交通の便や商業施設、病院、学校等の周辺環境、価格が大きなポイントになりますが、同様に地盤についても気になります。
新潟市は大きな氾濫を繰り返した大河の河口が二つあり、また田園地帯であることから地盤に関してはそもそも良い印象はないかもしれませんが、地盤改良をしなくて済むならそれに越した事はありません。
よって土地を購入する前に、地盤調査が出来たり、周辺の調査記録を知る事が出来ればベストなんですけど、それよりも前の段階でも個人レベルで推測する事が出来ます。
一番簡単なのは地名。
歴史ある古い町であれば田、沼など水が連想出来る地名は湿地や低地だった可能性が高く、山や丘が付けばその逆が連想できます。
次に現地に足を運んでみる事。
周辺に生える草木で読み取る事も出来ます。例えば竹は根が浅いので、地下水位が深いところには群生しません。逆に高い木が生えていれば、それほどの古い土地(造成が最近でない)という事を知る事が出来ますし、木が高いという事は根が深いという事が言えるので、地下水位も深いと言えるでしょう。
また、アシやヨシが生えていれば元来湿地であった事が予想できますし、ススキやハマヒルガオが生えていれば砂地等の乾燥地である事が予想出来ます。
表題の言葉は、尾根部にはアカマツ、谷部には杉、中間部には桧が適しているという意味ですが、周辺に高木が立ち並ぶ環境で新しく造成された土地を見る場合、木の高さの1/5~1/7位の深さまで根があったと考えられるので、その深さまで造成時に掘り起こされたと予想する事もできます。
特に丘陵傾斜地を造成した場合、切り土地なのか、盛り土地なのか、切り土地と盛り土地の境目なのかで地震被害は大きく変わってくるので注意が必要です。
住宅地のど真ん中で元々あった木や草木の種類が分かりにくい場合ですが、送電線の周辺を歩いてみてください。
送電線の下及び周辺は建築の条件が厳しかったり、そのままの状態を利用した緑地になっている場合があるので比較的当時の名残があるかと思います。
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