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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】CTスキャン

2018-03-24 17:27:44 | 坂の上の狭小住宅
今日は午前中ミニストック-01にお邪魔して住み心地の魔改造を行ってきました。

ネイティブディメンションズが行うご提案の源流はミニストック-01にあると言っても過言ではありません。

それがマンネリと捉えるか、スタンダードと捉えるかは、皆さんの感性次第。
私にとっては、フラッグシップです。

しかし、各物件にも様々な特徴があります。
ミニストックー01をベースに、アイディアを積み重ねていくので、アップデートされていくという見方もあります。

もちろん、全部ではなく、部分の話ですが、そのアップデートをミニストック-01にも還元するための小さな工事を行ってきました。

相当昔の記事で一度書いたことがあるのですが(いつか忘れた)、
最高の家と最適の家は違います。

っていうか、最高の家なんて存在しない。

時間の経過と共に、生活パターンや自分の価値観そのものが変化するので、最高はありえないんです。

目指すは、最適の家。
一番ではなく、「ちょうどいい」とか「都合がいい」という意味。

そんな魔改造でした。(ただ単に魔改造という言葉を使いたいだけ)




そして、午後からは現在設計中のお住まいのお打合せ。

細かい使い勝手のお話がとっても盛り上がっています。
使い勝手以外にも、材料に物語を刷り込んでみたり。
細かい話をしているんだけど、実は全体の話だったり。

その証拠といいますか、それが一番上の画像。
(といっても、もうちょっと秘密なのでかなり雑な画像です)

以前、記事にしたことがありますが(いつか忘れた)、
ネイティブディメンションズの打ち合わせに平面図が登場することはほとんどありません。

お打合せに使っているのは、まるで建物をCTスキャンしたかのような輪切りの図面。
お打合せ中は、まだまだ増えます。

部分的な細かい打ち合わせなんですが、全体を輪切りにすることで、その部分が他にどのような影響を与えるかを確認しながら打ち合わせを行います。

これがほんと笑っちゃうんです。
冗談のような真面目な提案をして、Aさんも笑いながら承諾してくれる。

今回のプランで、今のところ私が一番力を入れてるのが、リビングからクロゼットをどう見せるか!

普通、クロゼットなんて隠すのが当たり前ですが、

見せたくなるクロゼットをご提案。

何が正解か、どこに理由があるかなんて、セオリーだけでは推し量れません。
その正解なんて一人一人違います。

それを見つける作業が、ほんと笑っちゃうんです。

あー、たのし。



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