去る7月4日、県立自然科学館で「親と子の都市と建築講座」が開かれ、家族で参加してきました。
今回の講座の内容は、伝統的な建築材料である網代を作ってみようという企画です。
網代とは杉やヒノキの皮などを編み込んで使用する建築材料で主に天井に使用されますが、今では輸入材が増えた事と、木のスライス技術の進化に伴い様々な組み合わせが可能です。
編み方も一番簡単なのは「市松編」ですが、今回の講座ではちょっと難しい「矢羽根編」を習います。
まずは子供達に丸太を使って、そもそも木とは材木からどのように切り出されて材料になるのかというお話や世界各国の木の紹介から。
子供たちも分かってるのか分かってない様なリアクションでしたが、このギョーカイにいても切り出し方なんて知らない人結構いるんじゃないでしょうか。寧ろ大人が食いついている感じです。同じように木の種類についても、今日の網代制作に使う材料として相当な種類を持ってきていただきましたが、子供達にとっては、種類そのものよりも香りが違う事に興味を示していました。
これを聴き逃すと全く作れなくなってしまいますからね。
みんな注目です。
そして遂に家族に分かれて制作開始。
いきなり寄り道です。
どんなの出来るかな~。
下の娘は寄り道まっしぐらでしたが、寄り道も極めると髪飾りと毬が出来上がります。
端は帰ってからカットするとして、縁付の矢羽根編完成です。
使用樹種はウォールナットとメープルで縁がローズウッド。
材料だけ聞くと網代じゃないな。
編み方覚えたので、これで夏休みの自由研究も決まりです。これから壮大なプランを練る事でしょう。
家族で結構な数作ったんですけど、せっかくの思い出ですからね。
どうやって使いましょうか。
使えちゃうんですね。びっくり。
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