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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】中間時気密測定-現代版最小限住居-

2016-03-09 21:26:37 | ministock-03(modern)
さぁ、いよいよこの日がやってきました。
大工さんが一番気が気でない日。

アメリカ横断ウルトラクイズのグアム空港に着いた時の気分です。きっと。(古っ!)

まぁ、今日まで監理をしてきて、修正個所には一生懸命対応していただいたので問題ないはず、
のような気がするし、
大工さん信じているし、
別に震えてないし。

で、結局測定結果(C値)は

0.20c㎡/㎡(2.0c㎡/㎡じゃないよ)

でした。

しかし、出力した測定結果を見るとやや腑に落ちないところが。

これは、まだまだ気密よくできるぞ。

どこかにデカい穴がある!

なんて、考えこまずとも元々怪しいところがあったので、そこを試しに目張りして再測定すると結果は、

0.10c㎡/㎡(1.0c㎡/㎡じゃないよ)

でした。

出力した測定結果を再度見ると、やはり原因はそこだったようで腑に落ちなかった値が正常値になっていました。
っていうか、すごいぞ。
この値。

ミニストック-03の実質床面積は約84.5㎡(床下を含めた気積から求めた床面積)なので、この建物の隙間は8.5c㎡しかない事になります。
つまり、家中の隙間をかき集めても3cm×3cmよりも小さいことになります。
皆さん、3cm真四角を手で作ってみてください。

これっぽっちってこと。
たぶん、これより隙間を小さくすることは、人間の手では無理じゃないでしょうか。

神田さん、信じてたよー(涙)

今まで数百回、気密測定を行なったり、立ち会ったりしていますが最高記録じゃないかな。
気になったところを完成時の気密測定までに調整しておけば、最終結果もかなり良い値になりそうです。

もうね、これ、今日は乾杯ですね。







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