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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-02(lab)】~為の窓-省エネルギーな小さい家-

2016-03-11 23:34:13 | ministock-02(lab)
快調に工事が進んでいるミニストック-02です。
街中の狭小変形敷地というプランをするにはハードル高めのキーワードが並ぶ建物ですが、そのキーワードをどうせなら、この敷地ならではの活かし方として積極的に利用しています。


↑の景色はリビング南側の景色です。
この建物は2階の一部が斜めにせり出しています
それはちょうど街路樹の銀杏を眺めるための様な飛び出し方と窓の位置。
四季を感じずにはいられない窓になっています。

この地域は火災に対して特に気を付けなければいけない地域なので、ガラスには鉄線の網を入れる必要がありますが、その対象となる範囲をかわすことで、普通の透明ガラス(Low-Eペア)を採用しています。

これで透明感のある景色を堪能できます。


個人的にはこの窓が一番気に入ってます。

台形敷地を活かして、窓がちょうど道路の真正面に見えるようにしました。
まるで道路の上を歩いているかのような景色。
道路が蛇行しているので、家族全員(結構大事なキーワード)がとても外の動きを感じやすくなっています。
狙い通りになりました。


窮屈な街中で空を感じられる窓を作りました。
ものの見事に他の建物よりも頭一つ上の位置にあるので、新潟の空を独特の姿勢で独り占めです。
(鉛色じゃなくて、青空を早く撮りたい。夕日も鮮やかじゃないかな。たぶん)



コチラは坪庭を眺める用。
この窓はどちらかというと高さが重要。
ある姿勢の時にちょうどいいと言うのを狙っています。(ネイティブディメンションズではよく採用する高さです)


バルコニーも絶妙。
近隣の窓は見えないけど、新潟のシンボルの一つである朱鷺メッセだけはしっかり見える高さ。
夜景を見ながら物思いにふけりたい時はこちらで。
(画像だと分かりにくいですね)


そして、玄関に付けた大きな引違窓。
この建物に入った人が最初に何を目にするか

いろんな想像をする事でデメリットがメリットに変わるようなアイディアが出てきます。

太字部分は実際に見学していただくと「なるほど」と思っていただけるかと思います。
完成見学会は5月頃の予定です。
工事中の現場見学も受け付けています。
ホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。

お待ちしております。

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