本日、住宅省エネルギー技術施工技術者講習の講師を行ってきました。
このブログでもちょいちょい記事にしていますが、3年前から始まったこの講習は5か年計画で20万人の受講者達成を目標としています。
その目標が達成された暁には2020年に省エネルギー基準がすべての建物に義務付けられるはずです。
しかし、最近個人的に思う事があります。
省エネに取り組みたいと思う方は多いと思います。
まぁ、省エネというよりも我が家の光熱費を下げたいという事だとは思いますが。
でもそれが省エネになるんだったら別に問題ないですね。
ところが、この光熱費を下げるための方法って、設計者や工務店さんによって取り組み方に違いがあります。
つまり、目的は同じだけど、方法はバラバラだよっていう感じ。
だから、この講習会も省エネの為に断熱・気密・防湿処置をしっかり行いましょうと説明をしても、あまり乗り気じゃない人も見受けられるわけです。
受けろって言われたから来たけど、俺はこのやり方じゃないね、みたいな。
本当は断熱、防湿、気密の考え方は共通事項なんですけど、そういったイデオロギーから離れてフラットな意識に持っていく前に方法の説明だけが先行しちゃうんで、正しく考えが伝わっていないのではと、私もなんとなく察してしまうわけです。
ですので、最近私が人前で話すときはあまり省エネ技術とは口にしていません。
結露防止に必要な技術として話を始めることにしています。
そうすることで技術者に対して共通の事項として伝えることができるようになります。
結露でクレームなんて、誰も喜ばないですからね。
こんな工夫を入れながら、断熱・防湿・気密技術の普及のお手伝いをさせていただいています。
この技術が普及することで建材費が下がり、皆さんに還元できるようになるわけです。
私の壮大な仕掛けです。
早く皆さんに届くように頑張ります!
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