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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】しむら、うしろうしろ。-現代版最小限住居

2018-09-06 19:48:06 | ministock-08(modern)
先日、さらっと流したんですけど、いつも通りのダイビングでありながら、畳部分が1.65帖から2.33帖に可変するって書きました。
これをさらっと流した方、天才です。

何言ってんの?って思われた方に解説します。


っていうか、この自然光の入り方最高じゃありませんか?
これがミニストック2階リビングの特徴。
四方から満遍なく明かりを入れられます。

戻ります。

なんとなーくいつも通りのダイビングに見えるんですけど、テーブル部分を拡大すると、

手前と後ろで足の長さが違います。
手前はフローリングに、後ろは畳コーナーの高さで、そのまま障子の敷居と連続してます。

これによって、段差があるところでありながら左右にテーブルがスライドできるっていう仕組み。

笑っちゃいますよね。


こちらも先日紹介した階段。

よーく見ると穴らしきものがあります。
穴っているよりは隙間っていうか。

これは床下から2階へ暖気を持ち上げるための穴であり、
階段の後ろから照明を当てることで、足元灯の役目も果たす仕組み。

で、単純にかわいいっていう。
見学会でも、理由を説明する前から「これ、いいっ!」って評判良かったです。

って事は、これを背景に写真を撮ると「ばえる」って事か?

そして、このライブラリを兼ねた階段は当然ながら階段に照明が付いています。


この階段を上がりきるとリビングに出るわけです。

テレビの左側が階段の上り口。
つまり、テレビの後ろに階段があります。

階段上がる時にテレビの後ろが見えたら格好悪いし、テレビの後ろを隠したら階段のサッシからの明かりがリビングに届きにくくなります。

よって、テレビの後ろはフロストガラス。
見えないし、通すし。

ここで注意したい点。

テレビの後ろに階段の照明が見えたら眩しくてテレビに集中できません。
よって、テレビの後ろが階段の照明になるように配置。

単純に眩しくないという効果と、

高輝度過ぎるテレビを和らげて、目に優しい効果もあり。

後ろには色んなドラマがあります。
ないがしろにできません。







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