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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-11(lab)】敷地目一杯という考え方-新潟の小さい家-

2020-07-31 21:47:20 | ministock-11(lab)
敷地目一杯に建物を建てたい


よく聞くご要望です。

「せっかくだから」という言葉も接頭語並みにくっついてきます。

今回のミニストックは道路側に駐車スペースがあって、その後ろに建物が建っています。
市内でよく見る光景です。

よって、お隣と同じような建物配置になっています。
ただ両脇と比べて明らかに小さい雰囲気は醸し出していますね。

それは、敷地の裏に行くとより分かりやすくなります。

お隣と全然お庭の広さが違う!

裏庭の広さは18坪!

あまり大きな声で言えませんが、ミニストック-11の1・2階合わせた面積よりも広いお庭です。

お隣を横から見るとより分かりやすくなります。

建物の奥行きの差は約3mほどあって、お庭の広さはお隣の約2倍あります。

住まい作りって、家を建てることじゃなくて、その土地での暮らしを計画することです。
今回Sさんはお庭での家庭菜園を強くご希望されました。

その暮らしを考えた結果の建物サイズとも言えます。

せっかくだから敷地を目一杯使って、暮らしを考えてみましょう。
そしたら、その土地に必要な建物の大きさが見えてくるはずです。

私は窮屈な暮らしよりもゆとりを感じられる暮らしをご提案したいので、小さなお住まいを勧めています。

ちょっと哲学っぽくなっちゃいましたかね。



じゃぁ、分かりやすいのを一つ。
いつものウッドデッキよりも少し小ぶりですが、これも家庭菜園のため。

だけど、機能だけはいつも通り。

ウッドデッキ下はエアコンの室外機置場。

雨風雪の影響を少しでも少なくするため。

そして、余ったスペースはタイヤ置き場。


一石三鳥のデッキです。

そして、このデッキは以前ミニストック-04でご提案して、却下されてしまった方のスタイル。
デッキに足を出して座ることができるスタイルです。
あまり人目に付かない場所だったら、こっちの方がお勧め。

やっぱ解放感がありますね。

いいなぁって思っちゃいました。

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