native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-11(lab)】居場所-新潟の小さい家-

2020-07-30 21:28:29 | ministock-11(lab)
たぶん明けたんじゃないですか!?

おつゆ

今月初めに写真家の布施さんと竣工撮影日の日程調整しましたが、6月中旬過ぎから始まった雨がいつまで経っても止まない。

各地で大規模な災害にもつながりました。
お見舞い申し上げます。

7月中旬を過ぎても不安が消えないままでしたが、なんと今日晴れました。

しかも、朝一瞬ぱらついたんです。
とほほ、って思いましたけど、そこから晴れるの早かったですね。

お陰様で順調に撮影ができました。

撮影時間なんと4時間半。

17坪のお住まいなのにね。

布施さん曰く、「どんどん撮りたくなる建物」

一級建築士資格を持つプロのカメラマンに言わせた一言。

重みがちゃいますよ。

全ネイティブディメンションズがご満悦。


だって、いわゆる世間一般の表現に合わせると

リビングが6.5帖(ダイニングなし)

主寝室3.75帖

子供部屋3.75帖

のお住まいです。

それって家なの?アパートじゃなくて?いや、アパートより狭くね?と思われても仕方ありません。

でも、ネイティブディメンションズの設計は役割毎に空間を区切る設計を元々していません。

あえて言うなら、時間ごとに役割を区切る設計です。

くつろぎたい時は家中がくつろぐ場所。

休む時は家中が休む場所。

作業する時は家中が作業する場所。

食事する時は、そこだけはリビングで。

そんな様子を見学会の時に娘がこっそり撮っていました。

奥さんに説教されている私。


ちょっと疲れている私


今晩何食べようか考えている私


盗撮にやっと気が付いた私


全部場所が違います。

ついでを言うと他にも沢山居場所があります。

小さい家であっても、適切な性能を与えると、すべてが居場所になります。

だから、小さいから一つの場所に集まって「家族ごっこ」してくださいなんてことは言いません。

もちろん仲良くしてもらいたいんですけど、

そこは自由でしょ。

集まる時もあれば、一人になる時もある。

けど、気配はいつでもつながっている

そんな距離感の家族が私は好きです。

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