せれぶぅな避暑地 那須にある青木邸別邸を見てきました。
外務大臣やアメリカ大使を務めた子爵青木周蔵の別荘で、ドイツで建築を学んだ男爵松ヶ崎萬長が設計したと記録に残っています。
日本に持ち込まれたドイツ建築の初期作品と言えるでしょう。
とにかく目に着いたのがこの外壁
スレートを用いていますが、形がとても可愛らしいです。
水が切れやすくするためだと思うんですが、陰影がなんともいいですね。
建物の全体的な特徴として、木造の軸組であり、内装は殆どが板で仕上げられているということ。
床も壁も天井も板。
つまり、補修がいつでも出来るということ。
当たり前の事だけど、今はその時にしかない材料に溢れているだけに、考えさせられます。
だって、お風呂も板張り。
うーん、考えさせられる。
また、ドイツ建築をまんま取り入れているので、殆どが洋室ですが2階に和室がありました。
多分使用人の大部屋だと思うんですが、
なんと
ドイツに
畳
敷いただけ。
逆に斬新。
ある意味今風。
妙に気に入っちゃいました。
こんな素晴らしいドイツ建築なので外も立派。
ゆうに100mはあるまっすぐな並木を通り抜けると建物が現れます。
馬車に揺られながら、この並木道を通って家に着く。
一体どんな思いで通るんだろう。
俺って成功したなぁ、ってくらいしか思いつきませんでした。
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