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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】地道な事-現代版最小限住居

2016-03-02 23:03:09 | ministock-03(modern)
今日から花粉症がスタートしました。
下向きながら模型作ってると、スチレンボード切るのが先か鼻水垂れるのが先かみたいなことになっています。
冗談ぽく聞こえますが、かなり困ってます。
医者行っとこっと。

さて、ミニストック-03は内部の造作工事が始まっています。
分かりやすい気密や断熱工事などが終わってしまうとしばらくは地味~な作業が続きますが、その地道な作業こそが建物の命。
隠れてしまう所だからこそしっかりと確認しなきゃですし、建物の将来を支える大切な基盤でもあります。


これはユニットバスの外壁側です。
ネイティブディメンションズでは、浴室周りとトイレ周りの壁と天井にはグラスウールでの防音対策を行っています。
そして、防火構造としての石膏ボード張り。
ユニットバスが据えつけられると手が入らなくなるので、ここだけ先行して工事を行っています。


そのユニットバスの足元は金属製の架台で支えられていますが、熱橋となってしまうので、ユニットバス屋さんと大工さんが協力しながら熱橋対策工事を行ってくれています。


一方、天井です。
断熱材を重ねて敷きますが、一番下以外はグラスウールを裸にします。
断熱材間で湿気がこもらないように。
結構重要な作業。

断熱施工は「まぁ、こんなもんか」で済ませると後で痛い目にあうので、「しつこい」でちょうどいいと思います。


同じく天井では小屋筋かいの施工は必須です。
1階と2階は耐力壁が入っているので安心ですが、屋根は揺れていいなんてことないですからね。屋根も揺れないようにするための施工が必要です。
(天井が勾配天井で小屋筋かいが入れられない場合は、それに代わる作業が必要です)

加えて、防火構造としての石膏ボードも大切です。
小屋裏だろうが燃えて困るところは石膏ボード張りが原則。
普段見えないところは石膏ボード張らなくていいよとはなりません。(行政によって対応は違うみたいですが)

あっという間に見えなくなるところですが絶対に手を抜けないところです。

っていうか、

あっという間に見えなくなるところなので絶対に手を抜けないところです。

大工さんは何分の1かの建物ですので当たり前の様に作業してくれていますが、お客様にとっては1/1の建物ですから、手を抜けないところです。


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