一昨日、京都に住んでいる母方の伯父が亡くなりました。この伯父さんは仕事と同じくらい趣味を大事にしていた人で、クルマ好きだったり、音楽が好きだったり、今考えてみると今の私と同じような生活スタイルを楽しんでいた方でした。
私にとっては最後にお会いしたのが妹の結婚式の時だったけど、3人の娘さんに代わって、これからも伯父さんの「趣味を大切にする男」スピリッツを、甥の私が継いでいきたいと思います。
十数年前に伯父さんから譲り受けたSONYのスピーカーは、今でもウチのリビングのメイン音響設備だし、いただいた古い洋楽やジャズのアナログレコードも大事に保管しています。今から思えば、同じスピリッツを感じてこれらのアイテムを、甥の私に託して下さっていたことを嬉しく思います。
今日はそんな伯父さんのお通夜に出席するために、家族4人揃って京都まで出かけてきました。ただ、生前の伯父さんの希望で、教会でのキリスト教式…ということで、正確には「お通夜」ではなく「前夜式」。でも、このキリスト教式の式がとてもいい感じで、普通のお通夜の、あの悲しくて寂しい湿っぽい雰囲気はあまりなくて、なんとなく暖かくて、皆が集まってくれて伯父さんも喜んでいるだろうなぁと感じるようなムードの式でした。
母や弟家族、そして妹の他、今では結婚式の時くらいしか顔をあわせる事がなくなってしまった親族のみんなとも久々に会う事が出来、出来るだけ明るい気持ちで伯父を送り出せたと思います。2人の息子達も、驚く程賢く初めてのお通夜出席を体験していました。
また、桂離宮のすぐ側の教会で前夜式が行われるため、12年前頻繁に通っていた桂にある懐かしいミニカー店「HOCHLAND」(写真)にも何年ぶりかで寄る事が出来ました。とにかくクルマ好きだった伯父も、お通夜のついでにミニカー店に寄る甥の姿を見て、どこかでニヤリとされていたことでしょう。