ウチには5年生と1年生の男の子がいますが、オフィスやリビングにはアナログレコードジャケットやCDジャケット、雑誌の表紙やポスター等、普通に目につくところにヌードが溢れています。
これは私のこだわりでもあるのですが、息子たちには、女性の裸を「いやらしいもの」「隠すべきもの」というような、ネガティブな解釈だけでとらえてもらいたくない…という思いがあるので、あえて昔から日常的に「お洒落なヌード」に触れる機会を作って、年頃になっても「美しいもの」「ごく自然なもの」という素敵な見方が出来る男になってもらえるように工夫しているものです。
もちろん、露骨な表現のものは決して見せませんが、女性の身体の本来の美しさを感じさせるものは「隠す必要がない」というのが私の基本的な考えです。
変に子供達から「裸」を断絶すること自体が不自然だし、そういった行為の方がいかがわしさを生み出す元になることもあるでしょう。優れた多くの絵本では、もの凄くごく自然に裸について語られているし、このようにもっとオープンであることが、より正しく子供達に理解させる力となってくると強く感じます。
美大時代にはモデルさんを前にした裸婦デッサンなどを何度も経験するので、芸術に精通するものにとって、これは当たり前の感覚なのですが、子供の頃から「綺麗なものは綺麗」「お洒落なものはお洒落」と感じることの出来る能力を養うために、いつも環境には気を配っています。その上でヌードは結構大事な役割を担っているといえます。
大人になった息子たちが、私と同じように「お洒落ヌード道」(笑)を極め、誰かにそのルーツを聞かれた時に「あぁ、俺のとこ、親父の仕事場とかリビングに普通に裸の写真置いてあったからね。」と、さらっと答えてくれるのが理想かな…。
そういえば12年程前、結婚前の妻の実家で、おとうさんが私に各月毎にヌードのページが含まれている手帳をくださったことがありましたが、その時、そういうプレゼントが出来るおとうさんのことを、とってもかっこ良く感じたのを今でもよく覚えています。
女性には少し理解しにくい感覚かもしれませんが、Hなことを感じさせずオープンにヌードを語れる男って、かなり男レベルが高いと思います。
今日の写真は、先日ピエリの雑貨店で妻が発見してくれたポスター。これぞお洒落ヌードの基本です。