ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

アニマルホーダーという病気

2020-01-22 22:10:00 | アニマルホーダーと多頭崩壊
2018/2/5の記事に加筆して再投稿。

何人もの人が命を救うために戦い
何年も続いた違法行為と泥沼の攻防
何百のエゴのため犠牲になった命

今こそ無間地獄に終止符を🙏

✳ネット署名のお願い✳

猫数十匹の死骸を放置していたとされ動愛法違反の疑いで逮捕された北口雄一容疑者。

北口容疑者を追っている方のブログ
■猫のあしあと


2年前、多頭飼育崩壊を起こした深谷市の借家を追われ、栃木県足利市の実家にて“ついに ようやく”警察の手が及びました。

■2年前の記事「東京犬猫日和」から

典型的な救済型アニマルホーダー。
恐ろしいのは繰り返され、犠牲が増え続けること😭
レスキューホーダーは、動物保護の妄想に依存し、生涯治らない精神疾患なのです。



アニマルホーダーって?

札幌であった1DKに100匹以上など、キャパシティを超えた過剰多頭飼育者、異常なアニマルコレクターを「ホーダー」といいます。

「多頭崩壊」は、 ホーダーの無秩序な飼い方による繁殖の末に飼育不可能となる現象です。
民間ボランティアでのレスキューは、この事案がトリアージタグでは赤、最優先となります。



ナゼ緊急事態なの?

動物たちはネグレクトされているからです。
食事や給水はおろか衛生&健康管理もされません。

犬だったら散歩にも連れて行って貰えず、猫はキャリーケースがズラリ積み重ねられ、その中だけで生活を強いられていた事件もありました。
つまり、劣悪な環境というだけではなく、動物たちは生死の瀬戸際にいるわけです。

近隣住民から悪臭の通報があり、発覚する場合がほとんど。
その時には、糞尿の垂れ流し+餌不足+病気+餓死+共食い+害虫などが発生し、言葉には表せない惨状となっています。



偏執や収集癖の性格から?

実は、生育歴やトラウマからなどから、動物を集めることに依存をする心の病。
世話は仕切れない、フードも購入出来ない、グッタリしている子がいて困っている...でも、決して手放そうとはしません。

本人に自覚がなく、治療方法も確立されていません。
アニマルホーダーの再発率は、ほぼ100%だそうです。
動物を救うと同時に、ホーダーのケアも必要であるデリケートな案件なのです。



届かない動物たちの叫び!

たとえ発見が早く、愛護団体が救いの手を差し伸べても払い退けられます。
助けを求めている、 命の危機に瀕している動物たちがいても、私たちは為す術がありません。
警察や保健所には強制力がありません。

動物は飼い主の財産であり、許可なく保護した場合は、コチラが「窃盗」の罪に問われます。
飼い主が財産放棄、すなわち「飼育放棄」をしてから、ようやく動物たちは地獄から脱出が叶うのです。



多頭飼育の苦情件数は、全国で年間およそ 1,800 件。
トラブルは増加の一途をたどり、対応が追いつかなくなっています。

この件数の内には、ホーダーに囚われ「お腹すいたよー!ノドが乾いたよー!」と、朦朧とした意識の中でSOS を発信している動物たちがいます。

しかしながら、愛護団体・ボランティア・役所・保健所・獣医師・警察は手出しできません。

命あるうちに救出するため「緊急保護」と「永久飼育禁止」の法整備を望みます😿