ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

豊田市の理想的な地域猫活動

2020-02-15 22:20:00 | 猫ボランティアの心意気
2018/11/22の記事を再投稿。


「まちの猫セミナー」番外編です。
■まちの猫セミナー/口コミ大作戦

当日は愛知県から「豊田 地域猫の会」代表がご参加されていました。
豊田 地域猫の会

講習終了後、短い時間でしたが、お話を聞く機会がありました。
感銘を受けましたので、皆さまへも、ご紹介させて頂きたいと思います。


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10数年前 台風の夜、雨風の音に混じった猫の鳴き声を聞いたそうです。
「外は嵐だし気のせいかな」

翌朝、気になり家の周辺を見回ると、ちっちゃな猫がうずくまっている...死体だと思ったら、微かに動きます。

まだ目も開いていなかった瀕死の赤ちゃん猫は「クウ」と名ずけられ幸せとなりました...では終わらなかったのです。

代表さん、乳飲み子から育てたクウちゃんが可愛い。
愛情があるからこそ、今まで風景に溶け込んでいた野良猫たちが、俄然と気になりだします。

そして、クウちゃんに誓います。
「不幸な仲間をこのままにしておかない」と。

最初はシェルターを作り、まずは身近な命を救おうと動いていたのですが、それでは多くの命を守れないことに思い至ります。

「地域猫活動」を勉強され、行政に協力を求めました。
しかし、ご承知のように新しいことや動物に対して役所の腰は重い。

それでも、クウちゃんパパは地域猫活動を進めて行きます。
病院や学校関係など、小さな命に関心を持って下さる人々から賛同を得て、同志が生まれ、だんだんに和が広がってきました。

やがて、役所やセンターへ住民から、地域猫活動の要望やお礼の声が寄せられるようになります。
もう、自治体は無視できません。

現在はセンターにて無料(隔週日曜日)で不妊去勢手術を行っているそうです。
良かったね、クウちゃん☺🌷
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これから「地域猫活動やりたい」という方へ、ご参考にして頂ければと思います。

豊田ケースを理想的だとするのは、実行することで地域住民の意識を変え、最終的に自治体も動かした点です。

地域猫ボランティア志望の方が、10人いたら10人が、最初は保護活動をしたいと思うのではないでしょうか。
だいたい大規模なシェルターを設けたい、保護猫譲渡を拡大したいと夢を話されます。

しかし現実は、その段階ではありません。
次から次へと保護をしなければならない猫に出会います。
溢れるほどに、キリがないほどに。

やがて、気がつくでしょう。
困っている子、全てを幸せには出来ないのだと。

手術をしない、放し飼いで、捨てて当たり前の人々の習慣を変えなくては、終わりはありません。

世の中の人たちに「動物も命がある」と解って貰うためには、社会の仕組みを少しずつ改める必要があるのです。


まずは目の前の命から、そして地域での共生を目指し、自治体と協働していく。

動物にも優しい場所が、たくさん現れたら、日本は動物愛護先進国になれるのかもしれません。

そうしたら、子供たちへ「命を慈しむ国」を手渡せるのではないか思っています🍀

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【 ねこてん 公式HP 】

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