夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

祇園の思い出

2008-07-18 09:15:25 | モンキチのお買い物
「あのね、ずんちゃんは、じつは舞妓さんだったんですよ・・・えへへ、うっそ〜!」
こら、暑いんだから余計な事を言わないの!
うちの相方は超寒がりなので、夏の暑さにはわりと強いようです。
血行不良で汗もあまりかかないらしいです。
結構なことで・・・はないですが、ちょっとうらやましいかも・・・
毎日クールビズとはいいつつ、ネクタイをはずしただけで、すました顔してスーツを着てます。
こういうのをやせ我慢というのでしょう。
今週、盆地で気温の高そうな京都にまたまた出張がありました。
ご苦労な事です・・・
「おみやげですよ」
手前から、亀屋清水の水菓子「さやか」、三條若狭屋の祇園ちご餅、鶴屋長生の山鉾巡行餅です。
「お菓子ばっかりですね」
今回はなんだか有名なお寿司を買ってくると勇んで出かけていきましたが、売り切れだったとしょげて帰ってきました。
世の中そう、思い通りにはいかないものでございます。
「おすしだったら、ボクも食べられたのにー!」
世の中そう、思い通りにはいかないものでございますよ。
さて、京都は祇園祭りだったそうで、昨日はお菓子の名前のとおり、山鉾巡行が行われたもようです。
暑い中、ご苦労様でした・・・
暑いからこそやるお祭りですが。
(山鉾巡行餅って面白い名前ですね、三社だったら宮入せんべいってとこかな)
私はかつて、能楽を学んだ経験がございまして当時、有閑ムッシュ、マダムの企画で、京都の本願寺(西だっけ?東だっけ?)で温習会をいたしましょう!
というのがありました。
私は出演せず見物だけに行ったのですが、その夜打ち上げが行われたのが祇園のお茶屋さんでした。
その日の私はお寺も能もどうでもよくて、夜の祇園だけを楽しみに新幹線に乗って京都まででかけて行きました。
舞妓さんや芸妓さんをあげてのお座敷遊びなんて、20代の一般の女子にはそうそうチャンスはありません。
いやー、舞妓さんはまさにお人形のようでしたし、踊りは可憐で華やかでした。
が、やはり一番記憶に残っているのは、芸妓さんのひとあしらいの上手さです。
初対面の人(それも私のようなしらふの小娘)相手に会話がよどまない、当たり前かもしれませんが、プロなんだなぁ~と感動しました。
もちろん、芸も素晴らしかった(ような気がする・・・)ですけどね!
以上、私の唯一の祇園の思い出でした。
「ボクもまいこさんと、お座敷あそびがをしたいです」
そうね、この世に男子と生まれたからには、身を立て名を上げて、お茶屋に馴染みになるくらい立派になってみせなさい!
「でも・・・ボクなんかしょせん、おみやげのお菓子ひとつじゆうに食べられない、いそうろうの身ですから・・・」
ありゃりゃ、なんとも気の弱いことで!
ま、居候はそのとおりだけどね。
この御菓子は人間様のだけど、キミにはちゃんとわんこのおやつをあげますから、それを食べてやる気を出してよね!
「それを聞いて、安堵しました、いきる勇気がわいてきました!」
うーん、ちょっとお手軽すぎないか・・・
※ おまけ ※
昨日は普通に出社した相方ですが、またもお土産つきで帰宅いたしました。
神楽坂の紀の善の、豆かんと抹茶ババロアです。
豆かんは大人になって美味さがわかって好物になったもののひとつです。
祇園に神楽坂に・・・
うちのモンキチはどんな勤めをしているのやら・・・?
お土産好きなのはもちろん結構なことですが、もう少し早い時間に帰宅して欲しい・・・
夜中にいつもこんなものを食べていて、私の体重はうなぎのぼり!
あっ、次はうなぎ、食べたいです!!
よろしくね、モンちゃん!