夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

ああ、人生に涙あり

2008-11-17 10:05:33 | つれづれ
「あ、にらですよ、お寺さんにきています・・・心があらたまりますねー」
お天気ぐずついた週末が一転、すがすがしい月曜の朝です。
昨日の日曜日、私は知人の告別式に出席しておりました。
あ、にらも行ったわけではありません。
にらがいるのは、近所の寺院のお庭です。
知人と言っても、実家の父の代理で出席しただけで、86歳のおじいさんのお葬式です。
私は故人とは面識がありますが、ご遺族は一人も知りません。
列席者の中に、父のご友人がいらしたので、ご挨拶いたしました。
最近は、両方参列のご親族はともかく、一般会葬者はお通夜のほうに参列する傾向があるようです。
私も都合がつけばお通夜に行きます。
この日もお天気も悪いし、参列者は少ないかも・・・と思っていましたが、想像以上にご親族の多い方で、椅子が足らず、出棺まで約1時間半、20人くらい立ったままでの参列となりました。
もちろん、(まわりにくらべれば)若い私もその中の一人でした。
1年のうち350日はジーンズとスニーカーで過ごしている私には、少々過酷な修行でございましたよ。
屋根はあるから雨には濡れないけど、基本的には外なので、ストーブを焚いてるんだけど、しんしんと冷えてくる感じ・・・スカートって寒い!
とはいえ、私ももう、よいオトナですから、知らない人ばっかりのお葬式でつまらなかろうが、パンプスで立ってるのがつらかろうが、文句も言わず、ひっそりと故人のご冥福をお祈りしてましたよ。
「じゅうぶん、文句言ってる!」
文句じゃないよー、事実を述べてるだけです!
文句なら、おひげにごみをつけてる、らーすけに言いたいですね!
どこから持ってきたの!?
「きゃぁ、とばっちりをうけましたー」
喪主のご挨拶のとき、喪主の後ろに立ってる女の子が、懐かしい母校の制服を着ていることに気づきました。
はっきりはわからないけど、多分高校生『そうかー、お孫さんはあの学校の生徒なのかー!』と、そこで初めてご遺族に親近感を持ちました。
が、私もいいオトナですから、最後におじーちゃんを花で飾って、しくしく泣いてる女子高生をつかまえて『私、卒業生なのよー!、担任は誰先生?』なんてことを言ったりはいたしませんでしたよ。
 「あったりまえです」
いやいや世の中とんちんかんなおばさんは多いから、自重しないとね。
思えば、30歳をはさんで数年間、やたら喪服を着た時期がありました。
友人の父母を送ることが多かったけど・・・
でもあの頃は、訃報以上に誕生の報せを多く受けていました。
幼馴染が亡くなったという電話を受けたすぐあとに、鳴った電話。
受話器の向こうから聞こえてきたのは、第一子誕生を告げる友人の上気した声でした。
泣きながら一生懸命おめでとうを言ったっけ・・・
一時まったく喪服を着る機会がなくすごした時期があり、ここ数年、またその機会が多くなってます。
こんなものに、波があるとは思わないけれど、また波が来ている、そんな感じです。
でも、今回は別の方面から寄せてくる子供誕生の波が、まったくないのが寂しいです。
もちろん、そういう年代じゃなくなったから当たり前なんでしょうけど。
そうそう、先日久々に聞いた「子供が生まれました!」の隣家の若夫婦のベビーちゃんはとっても愛らしい女の子で、お名前がにらのきょうだい犬と同じでした・・・
もちろん、私もイイオトナですから『あらー、うちのわんこのきょうだいも同じお名前なのー!』とは言いませんでしたよ!
 「あたりまえというべきか、否か・・・!」
あ、すみません、ここ、つっこんでくれると、たすかります・・・!
※ おまけ ※
先週、新しいシュナグッズを手に入れました。
携帯ストラップです。
これ以上の接写ができず、ぼけてるけど、座ってるシュナちゃんです。
ハートと骨(石入り)がついてます。
なんか気に入ったので、自慢してみました!
ちなみに、もうひとつつけてるのはDENS CRAFTのものですよ。
この赤いケータイ、いい加減変えたいなぁ・・・
※ もひとつオマケ ※
今日のタイトル『ああ人生に涙あり』は、ご存知水戸黄門の主題歌のタイトルですよ。
♪じーんせい、ラクありゃ、クーもあるさーって、あれです。
なんとなく大げさなタイトルをつけた気がしたので・・・言い訳!