
「にらですよ、おやまにきましたよ」
山は山でも、にら家のご近所、飛鳥山の公園ですよ。

「ヒトがいませんね。。。」
平日の午前中の公園なんて、こんなものなんじゃないの。
それにしても、いいお天気だねぇ
持ってくればよかったね!

「たこやき、買いましょう!」
まだ朝だから、お店開いてないよ。
公園の目の前にある、たこ課長ってたこ焼きやさん、一度食べてみたかったのよねぇ。
お昼にあわせて出てくれば良かったかも!
また今度のお楽しみということで。
それにしても。。。すっかり春めいてきましたね。
ここ飛鳥山は桜の名所、花が咲くのが待ち遠しいねぇ~

「お花、ありますよ!」
公園内の紙の博物館前のみつまたの花です。
紙の原料のこうぞ、みつまた。。。ずっと昔に授業で習った気がしますが、花を見たことありませんでした。

こんな花。。。黄色版沈丁花って感じです。

「
☆ ☆ ☆
2011年3月11日金曜日。
この日は職場が臨時休業だったので、私は家ににらと二人でおりました。
あまりに良いお天気と降ってわいた平日のお休み。
ひとりでどこかに遊びに行っちゃおうかなぁ~とは思ったものの、緊急の仕事ができたら(多分ないけど)私が出動することになってるので、遠くに出かけることは自粛。
午前中、ご近所の大きい公園まで足を伸ばし、のんびりお散歩を楽しみました。
寒い冬の間は長く歩く気にならず、排泄メインのちょこちょこ散歩を繰り返していました。
たっぷり時間をかけて歩く気になったのは、久しぶりのことでした。
そして午後、写真を整理して、ブログをつづっていたときのことです。
地震を感じ、ソファで寝ていたらーすけのそばに寄り添いました。
初めはゆっくりゆらゆらと。。。
だんだん規模が大きくなってきて、激しい揺れに襲われたときには、にらを抱いてソファに座ったまま、身動きすらできませんでした。
長い長い時間に感じました。
ただ呆然と、いったい何が起こったのか、大きな地震だったのはわかるのだけど、頭と体が反応しないのです。
私は何をしたら良いのだろう。。。
まずやったことは、すぐそばにあったカメラを手に取り、家の中の惨状を記録に残すことでした。。。orz
その時点で、いかにパニクってたのかわかるというもの。
でも、不在の相方に、こんなだったんだよ~って知らせたい、ただそれだけの気持ちでした。
それって、『おかーさん、今日学校でね、すごかったんだよ!』っていう小学生と同じ?。。。
リビングはこんな状態でした。

わかりにくいけど、グラス類が倒れて無残な姿に。

食器棚の足元に置いてあった、にらのおもちゃが邪魔をして、外に飛び出したガラスは少なかったけど、結構広範囲に破片が飛んでいました。

にらのベッドに落下してきた食器や本、置物。
いつものように、ベッドににらが寝ていたら、下敷きになっていました。
揺れてる間中、この棚と向き合うように位置するソファに座って、にらを抱いたまま、棚から物が落下するさまを、私はぼうっと眺めていました。
ガラスが割れるガシャンガシャンという音が、いまでも耳から離れません。
『にらがガラスを踏んだら困る・・・』と思い、怯えて震えるにらをソファに座らせて、待て!の指示をし、写真を撮ってる私・・・どうかしちゃってました。
すぐに、また大きな揺れが来て、われに返りました。
慌ててにらの傍に戻り、にらを抱きしめ、揺れの収まるのを待ちました。
リュックに貴重品とにらのフードと水を入れ、お散歩バッグを持って外に出ました。
ひっきりなしに余震がありましたが、最初のを超えるのはなかったのが幸いでした。
同じように外に出てきたご近所さんたちと一緒にいると、一人でいるよりも心強いし、冷静にもなりました。
携帯でワンセグ放送を見ながら外で過ごした時間。
入ってくるのはありえない惨状の報告ばかり。
夢を見ているかのようなふわふわした気持ち。
あっという間に感じましたがアナウンサーが、『大きな地震から1時間が経過しました』と言ったときには、信じられない!そんなに時間がたったの!? 嘘でしょう~!と思いました。
相次ぐ地震にすっかりおびえてしまったにら。
そのときになっても、にらの震えは止まりませんでした。
お隣のお姉さんが『にらちゃん、怖いのね、大丈夫、大丈夫』とたくさんなでてくれました。

壊れてしまったご近所さんの屋根。
次に大きな地震が来たら、降ってくるに違いない。
気をつけなければいけません。
☆ ☆ ☆
ここまでとりあえず、自分の覚書のつもりで、回想してみました。
その後のことはまた改めて。
冒頭の飛鳥山のブログは書きかけのままにします。
消さないけど、先をつづる気にもならないので。
☆ ☆ ☆
未曾有の大災害を目の当たりにして未だにわれを失っている私です。
まだ全容がはっきりしない中、新たな災害も起こっています。
被害に合われ亡くなられた方々。
ご家族と連絡を取れずに不安の中にいる方々。
被災地で、まだ救助を待ち続けている方々。
家を街を失って途方に暮れている方々。
私など想像も及ばないほどの、つらい思いをされているすべての方々。
お気の毒です。
胸が痛みます。
言葉もありません。
ただただ頭をたれるのみです。
また報道はされないけれど、
何もわからないままに流されてしまっただろう多くのワンコや動物達にも。
今の私にできることは、ただただ祈ること。
ひとりでも多くの方が無事でいますように。
取り残されている方々が一刻も早く救出されますように。
そして、これ以上被害が広がりませんように。。。
大きな災害の中で、つなぐ事のできた尊い命に心からの祝福を。
被災地で懸命に働いてくれている、たくさんの方々に感謝を。
またいつか、日本に平和な日々が戻ることを願いつつ。
ずん
平日の午前中の公園なんて、こんなものなんじゃないの。
それにしても、いいお天気だねぇ


「たこやき、買いましょう!」
まだ朝だから、お店開いてないよ。
公園の目の前にある、たこ課長ってたこ焼きやさん、一度食べてみたかったのよねぇ。
お昼にあわせて出てくれば良かったかも!
また今度のお楽しみということで。
それにしても。。。すっかり春めいてきましたね。
ここ飛鳥山は桜の名所、花が咲くのが待ち遠しいねぇ~

「お花、ありますよ!」
公園内の紙の博物館前のみつまたの花です。
紙の原料のこうぞ、みつまた。。。ずっと昔に授業で習った気がしますが、花を見たことありませんでした。

こんな花。。。黄色版沈丁花って感じです。

「
☆ ☆ ☆
2011年3月11日金曜日。
この日は職場が臨時休業だったので、私は家ににらと二人でおりました。
あまりに良いお天気と降ってわいた平日のお休み。
ひとりでどこかに遊びに行っちゃおうかなぁ~とは思ったものの、緊急の仕事ができたら(多分ないけど)私が出動することになってるので、遠くに出かけることは自粛。
午前中、ご近所の大きい公園まで足を伸ばし、のんびりお散歩を楽しみました。
寒い冬の間は長く歩く気にならず、排泄メインのちょこちょこ散歩を繰り返していました。
たっぷり時間をかけて歩く気になったのは、久しぶりのことでした。
そして午後、写真を整理して、ブログをつづっていたときのことです。
地震を感じ、ソファで寝ていたらーすけのそばに寄り添いました。
初めはゆっくりゆらゆらと。。。
だんだん規模が大きくなってきて、激しい揺れに襲われたときには、にらを抱いてソファに座ったまま、身動きすらできませんでした。
長い長い時間に感じました。
ただ呆然と、いったい何が起こったのか、大きな地震だったのはわかるのだけど、頭と体が反応しないのです。
私は何をしたら良いのだろう。。。
まずやったことは、すぐそばにあったカメラを手に取り、家の中の惨状を記録に残すことでした。。。orz
その時点で、いかにパニクってたのかわかるというもの。
でも、不在の相方に、こんなだったんだよ~って知らせたい、ただそれだけの気持ちでした。
それって、『おかーさん、今日学校でね、すごかったんだよ!』っていう小学生と同じ?。。。
リビングはこんな状態でした。

わかりにくいけど、グラス類が倒れて無残な姿に。

食器棚の足元に置いてあった、にらのおもちゃが邪魔をして、外に飛び出したガラスは少なかったけど、結構広範囲に破片が飛んでいました。

にらのベッドに落下してきた食器や本、置物。
いつものように、ベッドににらが寝ていたら、下敷きになっていました。
揺れてる間中、この棚と向き合うように位置するソファに座って、にらを抱いたまま、棚から物が落下するさまを、私はぼうっと眺めていました。
ガラスが割れるガシャンガシャンという音が、いまでも耳から離れません。
『にらがガラスを踏んだら困る・・・』と思い、怯えて震えるにらをソファに座らせて、待て!の指示をし、写真を撮ってる私・・・どうかしちゃってました。
すぐに、また大きな揺れが来て、われに返りました。
慌ててにらの傍に戻り、にらを抱きしめ、揺れの収まるのを待ちました。
リュックに貴重品とにらのフードと水を入れ、お散歩バッグを持って外に出ました。
ひっきりなしに余震がありましたが、最初のを超えるのはなかったのが幸いでした。
同じように外に出てきたご近所さんたちと一緒にいると、一人でいるよりも心強いし、冷静にもなりました。
携帯でワンセグ放送を見ながら外で過ごした時間。
入ってくるのはありえない惨状の報告ばかり。
夢を見ているかのようなふわふわした気持ち。
あっという間に感じましたがアナウンサーが、『大きな地震から1時間が経過しました』と言ったときには、信じられない!そんなに時間がたったの!? 嘘でしょう~!と思いました。
相次ぐ地震にすっかりおびえてしまったにら。
そのときになっても、にらの震えは止まりませんでした。
お隣のお姉さんが『にらちゃん、怖いのね、大丈夫、大丈夫』とたくさんなでてくれました。

壊れてしまったご近所さんの屋根。
次に大きな地震が来たら、降ってくるに違いない。
気をつけなければいけません。
☆ ☆ ☆
ここまでとりあえず、自分の覚書のつもりで、回想してみました。
その後のことはまた改めて。
冒頭の飛鳥山のブログは書きかけのままにします。
消さないけど、先をつづる気にもならないので。
☆ ☆ ☆
未曾有の大災害を目の当たりにして未だにわれを失っている私です。
まだ全容がはっきりしない中、新たな災害も起こっています。
被害に合われ亡くなられた方々。
ご家族と連絡を取れずに不安の中にいる方々。
被災地で、まだ救助を待ち続けている方々。
家を街を失って途方に暮れている方々。
私など想像も及ばないほどの、つらい思いをされているすべての方々。
お気の毒です。
胸が痛みます。
言葉もありません。
ただただ頭をたれるのみです。
また報道はされないけれど、
何もわからないままに流されてしまっただろう多くのワンコや動物達にも。
今の私にできることは、ただただ祈ること。
ひとりでも多くの方が無事でいますように。
取り残されている方々が一刻も早く救出されますように。
そして、これ以上被害が広がりませんように。。。
大きな災害の中で、つなぐ事のできた尊い命に心からの祝福を。
被災地で懸命に働いてくれている、たくさんの方々に感謝を。
またいつか、日本に平和な日々が戻ることを願いつつ。
ずん